2009-03-26: [旅] ニューヨーク旅行記5 タリータウン
1.タリータウン
この日は朝から翻訳家の方に会うためにタリータウンへ。タリータウンはニューヨークのグランドセントラルという駅から電車で約1時間くらいの所です。列車に乗るのは初めてだったので、少し時間に余裕を持って駅へ行きました。

グランド・セントラル駅はかなり広く、
星座の描いてある天井なんかもあり、
中もかなり綺麗でした
切符はすぐ買え、ホームの場所もわかりやすく、少し時間があまってしまったので、駅の書店や売店で暇つぶしをしました。書店では『Bad Cat』という、あえてあまり可愛くない猫達を集めた写真集を発見。面白かったので即購入し、電車の中で読んでいました。成鍼堂ライブラリーにも加えたので、興味のある方はご覧ください。
電車はハドソン川沿いに北へ北へと走り、車窓を楽しみながらの小旅行といった感じです。この日は天気が悪かったのですが、天気がよかったら本当に景色もよさそうです。
到着後は昼食をして、少し街を散策しました。マンハッタンは都会的な感じなのですが、東京に住んでいるせいか、ビルの立ち並ぶブロードウェイなどにそれほどの感動はありません。ここタリータウンはやっと異国の街に来たという感じでした。
タリータウンにはシャガールの絵のステンドグラスがあるユニオンチャーチがあります。これはロックフェラーが個人で建てた教会のようです。また、ロックフェラーの屋敷なんかもあるようなのですが、両者ともあいにく3月まで閉じているようでした。冬の間は開けないようなのです。残念。

閉まっていて残念でしたが、
ここにシャガールのステンドがあります。
観光のあとは、本の翻訳の方と打ち合わせをして、その後は食事へ。
2.ブルー・ヒル・ストーン・バーンズ
ブルー・ヒル(Blue Hill)というレストランでしたが、ここでの食事が今回の旅行で一番楽しめました。食事の内容ですが、レストランそのものが牧場や畑の中にあり、有機栽培の野菜やとれたての卵などを使った料理は大変美味しかったです。
窓の外では牛の群れが牧場を歩いていたりしました。
オーダー時には色々と質問があり、苦手な食べ物などを聞かれます。ここでは特にメニューというのはないようで、好みに応じてその日その日で出てくるものが違うようで、同テーブル中でも人によって違うものがきたりもします。
僕は英語が全然できないので、現地でお世話になった方に連れて行っていただいたのですが、、オーダーでは以下のようなやりとりがされていました。
「たまごは大丈夫ですか?」
「はい、大丈夫です。」
「生魚は大丈夫ですか?」
「はい、大丈夫です。」
「レバーは大丈夫ですか?」
「はい、大丈夫です。」
「骨髄は大丈夫ですか?」
「・・・大丈夫です。」
「耳は大丈夫ですか?」
「だ・・・、大丈夫です。」
「脳みそは大丈夫ですか?」
「・・・はい。」
途中から冗談っぽい質問が続きましたが、いよいよ料理が運ばれてきます。前菜が来た時にまずビックリ。
畑でとれたての野菜が来たのですが、その出し方が面白い。
なんと剣山に野菜が突き刺さっています。それを引っこ抜いて食べるんですね。さらに驚いたことに、野菜が終わると今度は骨がやってきました。
骨です
よくみると、骨は縦に割られていて、上にキャビアがのっています。オーダー時に骨髄は大丈夫か聞かれたのですが、本当に来ました。この髄をパンにつけて食べましたが、プルプルの白い髄に黒いキャビアの塩味が良く合って美味です。
前菜だけで十分楽しめましたが、その後にはとれたての半熟玉子の入った豆のスープ、ニョッキ、白身魚、ラム肉の順で出てきて、かなりお腹いっぱいになりました。洒落のきいた前菜の後は正統派な感じの料理が続き、本当にどれも美味しかったです。
また、デザート時にハーブティーを頼んだのですが、なんと南部鉄器の鉄瓶で出てきます。これ以外の料理でもそうでしたが、食器も洒落ていて、とにかく美味しくて楽しいレストランでした。

ここにはレストランの他、
農業教育の施設もあるようです
食後は再度ニューヨーク行きの列車に乗り、夜の11時過ぎにホテルに到着。ニューヨーク最後の日も満喫できました。
3.ニューヨーク人はなかなか親切
復路の狭い飛行機でうずくまりながら今回の旅を思い起こすと、ニューヨークは英語のできない僕たちにも優しい街でした。
僕の行ったことのある別の国では、言葉の不自由な外国人に煩わしそうに接したりする人も多くいましたし、タクシーに乗ると昼間なのに深夜料金で走ったり、遠回りをしたり、一回の旅行で最低一度はいやな思いをするものでした。
ニューヨーク人はその点では外国人に対して優しい人が多く、かたことの英語でしゃべるこちらの話をじっくり聴いてくれますし、親切に色々と教えてくれたりもしました。現地の方に同じような感想を言うと、ニューヨークの方は特に親切なのでそうです。
また、治安悪いと聞いていましたが、あえて危険な場所に好んで行かない限りは、危険な香りもしません。
ニューヨークでは交番というのをあまり見かけませんでしたが、街中では駐車されているパトカーをよく見かけ、その付近には必ず警官がいます。交番を建設するのではなく、パトカーを街のあちこちに停めて、警官を待機させるというのは、経費をかけずに治安を良くする工夫なのでしょうか。
そんなことを思い、腰痛や肩こりのツボを押しながら、13時間あまりのフライトを経てフラフラになりながら帰宅。この飛行機の長旅さえなければまた行きたいですね。
■ブルー・ヒル
http://www.bluehillfarm.com/
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この日は朝から翻訳家の方に会うためにタリータウンへ。タリータウンはニューヨークのグランドセントラルという駅から電車で約1時間くらいの所です。列車に乗るのは初めてだったので、少し時間に余裕を持って駅へ行きました。

グランド・セントラル駅はかなり広く、
星座の描いてある天井なんかもあり、
中もかなり綺麗でした
切符はすぐ買え、ホームの場所もわかりやすく、少し時間があまってしまったので、駅の書店や売店で暇つぶしをしました。書店では『Bad Cat』という、あえてあまり可愛くない猫達を集めた写真集を発見。面白かったので即購入し、電車の中で読んでいました。成鍼堂ライブラリーにも加えたので、興味のある方はご覧ください。
電車はハドソン川沿いに北へ北へと走り、車窓を楽しみながらの小旅行といった感じです。この日は天気が悪かったのですが、天気がよかったら本当に景色もよさそうです。
到着後は昼食をして、少し街を散策しました。マンハッタンは都会的な感じなのですが、東京に住んでいるせいか、ビルの立ち並ぶブロードウェイなどにそれほどの感動はありません。ここタリータウンはやっと異国の街に来たという感じでした。
タリータウンにはシャガールの絵のステンドグラスがあるユニオンチャーチがあります。これはロックフェラーが個人で建てた教会のようです。また、ロックフェラーの屋敷なんかもあるようなのですが、両者ともあいにく3月まで閉じているようでした。冬の間は開けないようなのです。残念。

閉まっていて残念でしたが、
ここにシャガールのステンドがあります。
観光のあとは、本の翻訳の方と打ち合わせをして、その後は食事へ。
2.ブルー・ヒル・ストーン・バーンズ
ブルー・ヒル(Blue Hill)というレストランでしたが、ここでの食事が今回の旅行で一番楽しめました。食事の内容ですが、レストランそのものが牧場や畑の中にあり、有機栽培の野菜やとれたての卵などを使った料理は大変美味しかったです。
窓の外では牛の群れが牧場を歩いていたりしました。
オーダー時には色々と質問があり、苦手な食べ物などを聞かれます。ここでは特にメニューというのはないようで、好みに応じてその日その日で出てくるものが違うようで、同テーブル中でも人によって違うものがきたりもします。
僕は英語が全然できないので、現地でお世話になった方に連れて行っていただいたのですが、、オーダーでは以下のようなやりとりがされていました。
「たまごは大丈夫ですか?」
「はい、大丈夫です。」
「生魚は大丈夫ですか?」
「はい、大丈夫です。」
「レバーは大丈夫ですか?」
「はい、大丈夫です。」
「骨髄は大丈夫ですか?」
「・・・大丈夫です。」
「耳は大丈夫ですか?」
「だ・・・、大丈夫です。」
「脳みそは大丈夫ですか?」
「・・・はい。」
途中から冗談っぽい質問が続きましたが、いよいよ料理が運ばれてきます。前菜が来た時にまずビックリ。
畑でとれたての野菜が来たのですが、その出し方が面白い。
なんと剣山に野菜が突き刺さっています。それを引っこ抜いて食べるんですね。さらに驚いたことに、野菜が終わると今度は骨がやってきました。
骨です
よくみると、骨は縦に割られていて、上にキャビアがのっています。オーダー時に骨髄は大丈夫か聞かれたのですが、本当に来ました。この髄をパンにつけて食べましたが、プルプルの白い髄に黒いキャビアの塩味が良く合って美味です。
前菜だけで十分楽しめましたが、その後にはとれたての半熟玉子の入った豆のスープ、ニョッキ、白身魚、ラム肉の順で出てきて、かなりお腹いっぱいになりました。洒落のきいた前菜の後は正統派な感じの料理が続き、本当にどれも美味しかったです。
また、デザート時にハーブティーを頼んだのですが、なんと南部鉄器の鉄瓶で出てきます。これ以外の料理でもそうでしたが、食器も洒落ていて、とにかく美味しくて楽しいレストランでした。

ここにはレストランの他、
農業教育の施設もあるようです
食後は再度ニューヨーク行きの列車に乗り、夜の11時過ぎにホテルに到着。ニューヨーク最後の日も満喫できました。
3.ニューヨーク人はなかなか親切
復路の狭い飛行機でうずくまりながら今回の旅を思い起こすと、ニューヨークは英語のできない僕たちにも優しい街でした。
僕の行ったことのある別の国では、言葉の不自由な外国人に煩わしそうに接したりする人も多くいましたし、タクシーに乗ると昼間なのに深夜料金で走ったり、遠回りをしたり、一回の旅行で最低一度はいやな思いをするものでした。
ニューヨーク人はその点では外国人に対して優しい人が多く、かたことの英語でしゃべるこちらの話をじっくり聴いてくれますし、親切に色々と教えてくれたりもしました。現地の方に同じような感想を言うと、ニューヨークの方は特に親切なのでそうです。
また、治安悪いと聞いていましたが、あえて危険な場所に好んで行かない限りは、危険な香りもしません。
ニューヨークでは交番というのをあまり見かけませんでしたが、街中では駐車されているパトカーをよく見かけ、その付近には必ず警官がいます。交番を建設するのではなく、パトカーを街のあちこちに停めて、警官を待機させるというのは、経費をかけずに治安を良くする工夫なのでしょうか。
そんなことを思い、腰痛や肩こりのツボを押しながら、13時間あまりのフライトを経てフラフラになりながら帰宅。この飛行機の長旅さえなければまた行きたいですね。
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2009-03-25: [旅] ニューヨーク旅行記4
1.自然史博物館
旅行中は毎日夫婦で鍼灸治療をして疲労を蓄積させないようにしていますが、今日のテーマはいかに疲れずに観光するかです。
昨日までの観光はまるで苦行のような状態でしたので、今日はもう無理しません。
毎日あんなに疲れてしまった大きな原因は履きなれない革靴です。こんな靴で歩くのがもう嫌だったので、今日はセンチュリー21というお店で2日目に購入したスニーカーを履いて観光に行きました。
また、地下鉄は便利なことは便利なのですが、無駄に体力を消耗するだけなので、移動も全てタクシーにしました。はじめからこうすればよかった。
今日の午前中はアメリカ自然史博物館へ。この博物館は恐竜の骨が沢山置いてあるらしいのですが、僕は別に恐竜好きでもないですし、自然史という言葉を聴いてウキウキしたりもしないので、あまり期待せずに行きました。
ですが、実際に入ってみるとなかなか楽しめました。やはり恐竜がメインなのですが、大迫力です。もともと恐竜に特別な関心がないので、何サウルスなのかわからないのですが、入館してすぐの所にものすごいのがいます。天井まで届くような大きさです。

天井まで届きそうな恐竜の骨
今日は出発が遅かったので、博物館を出るころにはすでに昼食の時間。あっさり系のものが食べたいので、サイゴングリルというベトナム料理店へ行きました。鳥のフォーを頼んだのですが、弱った胃袋に大変優しい味でした。

あっさりして美味しかったです
2.ソーホー
この日の午後はショッピングで終わりました。まずはソーホーへ。とりあえずタクシーでソーホーの辺りまで走り、適当な所で降ろしてもらうと、まず「Dean&Deluca」という店が目につきます。
ここは食材だとか調味料・香辛料が売っている店です。調味料・香辛料はかなり豊富で、母へのお土産に珍しいパセリ入りの塩を選びます。トリュフ入りの塩なんかもありましたがちょっと値段が張りました。広々とした店内をしばらく歩き回り、レジへ向かいます。
平日なのに結構混んでいて、少しレジで並びましたが、並んでいる最中に面白い事を発見。
なんとレモンの輪切りがレジの上に置いてあり、何に使うのだろうと観察していると、なんとそのレモンに指をつけて指先を湿らせていました。
乾燥した手でお札を数えると、手すべってしまってなかなか上手く数えられませんよね。そんな時に人によっては指にツバをつけたり、水を含んだスポンジに指をつけたりして指を湿らせますが、それがスポンジでもツバでもなくレモンなんですね。
周りを見渡すと、他のレジで同じ事をしている店員さんがいなかったので、この店員さんオリジナルの技のようでした。食料品店ならでわの技です。
帰ってから知ったのですが、このお店は日本にもたくさん支店があるみたいですね・・・。
その後は妻のショッピングに付き合い、疲れてきたのでブルーミングデールズの2階にあるカフェで休憩。スモールサイズのコーヒーとスモールサイズのソフトクリームを頼みました。
これが今回の旅行で最もビッグなスモールサイズでした。ご飯茶碗に近い大きさのカップにてんこもりのソフトクリームです。スプーンも大きくて、カレーを食べるような時に使うスプーン。お店はおしゃれな感じでしたが、盛り方が豪快です。

スプーンはカレースプーンくらいの大きさです
ソーホーの後はMacy'sというデパートに行ったのですが、かなり色々なものが安く売られていて、結局こことセンチュリー21あたりでお土産物は全て片付くような感じです。この日はお買いものが中心の1日でした。
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旅行中は毎日夫婦で鍼灸治療をして疲労を蓄積させないようにしていますが、今日のテーマはいかに疲れずに観光するかです。
昨日までの観光はまるで苦行のような状態でしたので、今日はもう無理しません。
毎日あんなに疲れてしまった大きな原因は履きなれない革靴です。こんな靴で歩くのがもう嫌だったので、今日はセンチュリー21というお店で2日目に購入したスニーカーを履いて観光に行きました。
また、地下鉄は便利なことは便利なのですが、無駄に体力を消耗するだけなので、移動も全てタクシーにしました。はじめからこうすればよかった。
今日の午前中はアメリカ自然史博物館へ。この博物館は恐竜の骨が沢山置いてあるらしいのですが、僕は別に恐竜好きでもないですし、自然史という言葉を聴いてウキウキしたりもしないので、あまり期待せずに行きました。
ですが、実際に入ってみるとなかなか楽しめました。やはり恐竜がメインなのですが、大迫力です。もともと恐竜に特別な関心がないので、何サウルスなのかわからないのですが、入館してすぐの所にものすごいのがいます。天井まで届くような大きさです。

天井まで届きそうな恐竜の骨
今日は出発が遅かったので、博物館を出るころにはすでに昼食の時間。あっさり系のものが食べたいので、サイゴングリルというベトナム料理店へ行きました。鳥のフォーを頼んだのですが、弱った胃袋に大変優しい味でした。

あっさりして美味しかったです
2.ソーホー
この日の午後はショッピングで終わりました。まずはソーホーへ。とりあえずタクシーでソーホーの辺りまで走り、適当な所で降ろしてもらうと、まず「Dean&Deluca」という店が目につきます。
ここは食材だとか調味料・香辛料が売っている店です。調味料・香辛料はかなり豊富で、母へのお土産に珍しいパセリ入りの塩を選びます。トリュフ入りの塩なんかもありましたがちょっと値段が張りました。広々とした店内をしばらく歩き回り、レジへ向かいます。
平日なのに結構混んでいて、少しレジで並びましたが、並んでいる最中に面白い事を発見。
なんとレモンの輪切りがレジの上に置いてあり、何に使うのだろうと観察していると、なんとそのレモンに指をつけて指先を湿らせていました。
乾燥した手でお札を数えると、手すべってしまってなかなか上手く数えられませんよね。そんな時に人によっては指にツバをつけたり、水を含んだスポンジに指をつけたりして指を湿らせますが、それがスポンジでもツバでもなくレモンなんですね。
周りを見渡すと、他のレジで同じ事をしている店員さんがいなかったので、この店員さんオリジナルの技のようでした。食料品店ならでわの技です。
帰ってから知ったのですが、このお店は日本にもたくさん支店があるみたいですね・・・。
その後は妻のショッピングに付き合い、疲れてきたのでブルーミングデールズの2階にあるカフェで休憩。スモールサイズのコーヒーとスモールサイズのソフトクリームを頼みました。
これが今回の旅行で最もビッグなスモールサイズでした。ご飯茶碗に近い大きさのカップにてんこもりのソフトクリームです。スプーンも大きくて、カレーを食べるような時に使うスプーン。お店はおしゃれな感じでしたが、盛り方が豪快です。

スプーンはカレースプーンくらいの大きさです
ソーホーの後はMacy'sというデパートに行ったのですが、かなり色々なものが安く売られていて、結局こことセンチュリー21あたりでお土産物は全て片付くような感じです。この日はお買いものが中心の1日でした。
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2009-03-24: [旅] ニューヨーク旅行記3 クロイスターズへ
1.クロイスターズ
この日は近所の店で買ったベーグルとカットフルーツで朝食を済ませ、午前中は私たちが最も行きたかった場所であるクロイスターズへ。
クロイスターズはマンハッタンの北、地下鉄Aの190st駅の近くで、ハドソン川沿いにある、メトロポリタン美術館の別館です。
歴史は結構長いようで、もとは彫刻家のジョージ・グレイ・バーナードという人のコレクションを1925年にジョン・D・ロックフェラー・ジュニアが買い取り、1938年にオープンしたようです。
立地が郊外であることも手伝って、周囲は大変静かで落ち着いた感じになっています。フォート・トライオンという公園を抜けてすぐの場所なのですが、少し高台になっている公園から見下ろすハドソン川の景色はなかなかよかったです。
セントラルパークなんかにも普通にいましたが、野生のリスをみかけたりもします。

野生のリス。のどかな公園でした。
この美術館にまつわる有名な逸話ですが、ロックフェラー・ジュニアは周囲の景観を保護するために、ハドソン川対岸にあるニュージャージーの土地を700エーカーほど寄贈したそうです。700エーカーというと、日本人独特の感覚的単位であるtdに換算すると約56tdになります。すごいですね。
※td=東京ドーム1個分

対岸には背の高い建物など何も建っていません
美術館は公園を抜けるとすぐにみえてきます。冬なので草花を楽しむという感じではないですが、周囲の枯葉や、裸の木々と、美術館の古いコルク栓のような色が絶妙にマッチしていて、とにかく外観も美しい。

クロイスターズ外観
また、館内を入るとすぐ眼の前に広がる、ドーム状の天井を持つ部屋は、約800年前のスペインの教会をニューヨークまで運び、修復したという代物。

Fuentidueña Chapel
スペインのセゴビアから運ばれてたそうです
クロイスターズは美術館そのものが美術品というわけなのです。
主に中世ヨーローッパの建築物や美辞術品が多数集められていますが、 実は今回この美術館に来た理由はある十字架を観るためです。
2.謎の十字架
旅行2ヶ月前くらいに妻からトマス・ホーヴィング著『謎の十字架』
というノンフィクション小説を読むように言われ、とりあえず机の上におきっぱなしにして1ヶ月ほど経った頃、確定申告だとか、その他諸々の雑用が一段落ついたので、なんとなく読み始めてみました。
あまり期待せずに読み始めたのですが、これがなかなか面白い。
小説の内容ですが、トマス・ホーヴィングという、後にメトロポリタン館長になる青年が、ものすごく価値のある十字架を獲得するまでの話です。
簡単に言ってしまうと、それだけの話なのですが、獲得するまでに行われる様々な駆け引き、スパイさながらの調査など、その過程が冒険小説のようになっています。
著者は十字架の謎を探る調査のため、イタリアのある美術館でこっそり展示品ケースをやぶった話なんかも載せていて、小説発行後にイタリア政府からの抗議をうけたようです。
クロイスターズの地下展示室にそれが展示されているとのことで、今回私たちそれを楽しみにここへ来たというわけです。さあ、いよいよ展示室へ。
ありました。展示室の中央に、ありました。
十字架そのものは、イングランド南東部にある西サフォークの古都、ベリ・セント・エドマンズにあったもので、時代は1150~1160年あたりのものではないかとされています。
材質はセイウチの牙。写真では伝わりづらいですが、この十字架には100を超える人物が彫られているとのこと。僕はキリスト教の歴史や聖書の内容をあまり知らないので残念だったのですが、十字架中央にはモーセ、根本にしがみつく2人はアダムとイヴのようです。

これがベリ・セント・エドマンズの十字架
裏にも沢山の人物が彫られています
クロイスターズにはこれ以外にも素晴らしい象牙細工がいくつか展示されていましたが、これだけ大きなものに、これほど多くの精巧な彫り物がほどこされているのは見事としか言いようがありませんでした。
ちなみに、『謎の十字架』
の帯には以下のような事が書かれていて、まさにそんな気分でクロイスターズの中に入ったのを思い出しました。
3.メトロポリタン美術館本館へ―中国人に道を尋ねられる
クロイスターズのミュージアムショップで分厚い本を何冊か買ってしまったので、一度ホテルへ置きにもどり、昼食はホテルの近くにあるカジュアルな感じのレストランで済ませました。
レストランは3品の軽めのコースで、値段も24ドルとお手頃。相変わらずボリュームがありますが、美味しかったので全部たいらげました。フラッと入った店なので、レストランの場所も名前も忘れたのが残念。

前菜のクラムチャウダー

メインのステーキ

デザートのパンプリン
おなかも膨れたので、お次はメトロポリタン美術館を目指します。メトロポリタン美術館は僕の泊まったホテルからだと地下鉄の乗り換えが面倒で、今から考えるとタクシーに乗れば良かったと思います。
途中、レキシントンという所から他の電車に乗り継ぐときに、鉄拳というゲームに出てくる平八というキャラクターそっくりのヘアースタイルをしたアジア系中年男性に呼び止められました。
どうやら中国の方で、道に迷っているようだったのですが、僕も観光客なので「我也不知道(僕も知りません)」と中国語で言ってそそくさと立ち去ります。日本でもそうなのですが、僕は街中などで中国の方に中国語でいきなり話しかけられることが多いのです。なぜだろう・・・。
その後も、キッチン用品やペット関連用品のショップに立ち寄ったりしながらダラダラと歩き、やっとメトロポリタン美術館に到着。午前中クロイスターズにずっといたせいか、足はすでにパンパン。メトロポリタンに着く前にはもう体力の限界に来ていました。
今回はスーツにネクタイが必要なオペラだとか、少し高級なレストランにも行く予定だったので、スニーカーではなく革靴でとおしていました。はき慣れない革靴をはき、2日連続で長時間歩くのはきつい。
しかもメトロポリタン美術館がかなり広いです。もう相当しんどかったので、僕はさっさと全部見るのをあきらめ、二階カフェテリアでひとり休憩し、時間を決めて妻と待ち合わせることに。もったいないですが、本当に動けないくらい疲れていました。

甲冑コーナーというのがあって、
色々な鎧が展示されていました。
ここから得た教訓ですが、観光の際、美術館の類は一日一箇所にしといた方がいいですね。
4.夜はオペラに
この日は本当に濃かったです。夜は妻がお世話になっている先生のお知り合いの方と一緒にメトロポリタンオペラへ。2階のボックス席をとっていただいていたようで、かなり良い席で聴くことができました。

メトロポリタンオペラ
今回聴いたのはベッリーニの『La Sonnambula』です。ナタリー・デセイ
とジュアン・ディエゴ・フローレッズが主演です。公演が20時で、時差ボケ中の僕にとっては睡魔のピーク時間のはずだったのですが、綺麗な歌声と音楽に睡魔もいつの間にか飛んで行っていました。
この日はホテルに着いたのが23時過ぎ。かなり充実した一日でした。
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この日は近所の店で買ったベーグルとカットフルーツで朝食を済ませ、午前中は私たちが最も行きたかった場所であるクロイスターズへ。
クロイスターズはマンハッタンの北、地下鉄Aの190st駅の近くで、ハドソン川沿いにある、メトロポリタン美術館の別館です。
歴史は結構長いようで、もとは彫刻家のジョージ・グレイ・バーナードという人のコレクションを1925年にジョン・D・ロックフェラー・ジュニアが買い取り、1938年にオープンしたようです。
立地が郊外であることも手伝って、周囲は大変静かで落ち着いた感じになっています。フォート・トライオンという公園を抜けてすぐの場所なのですが、少し高台になっている公園から見下ろすハドソン川の景色はなかなかよかったです。
セントラルパークなんかにも普通にいましたが、野生のリスをみかけたりもします。

野生のリス。のどかな公園でした。
この美術館にまつわる有名な逸話ですが、ロックフェラー・ジュニアは周囲の景観を保護するために、ハドソン川対岸にあるニュージャージーの土地を700エーカーほど寄贈したそうです。700エーカーというと、日本人独特の感覚的単位であるtdに換算すると約56tdになります。すごいですね。
※td=東京ドーム1個分

対岸には背の高い建物など何も建っていません
美術館は公園を抜けるとすぐにみえてきます。冬なので草花を楽しむという感じではないですが、周囲の枯葉や、裸の木々と、美術館の古いコルク栓のような色が絶妙にマッチしていて、とにかく外観も美しい。

クロイスターズ外観
また、館内を入るとすぐ眼の前に広がる、ドーム状の天井を持つ部屋は、約800年前のスペインの教会をニューヨークまで運び、修復したという代物。

Fuentidueña Chapel
スペインのセゴビアから運ばれてたそうです
クロイスターズは美術館そのものが美術品というわけなのです。
主に中世ヨーローッパの建築物や美辞術品が多数集められていますが、 実は今回この美術館に来た理由はある十字架を観るためです。
2.謎の十字架
旅行2ヶ月前くらいに妻からトマス・ホーヴィング著『謎の十字架』
あまり期待せずに読み始めたのですが、これがなかなか面白い。
小説の内容ですが、トマス・ホーヴィングという、後にメトロポリタン館長になる青年が、ものすごく価値のある十字架を獲得するまでの話です。
簡単に言ってしまうと、それだけの話なのですが、獲得するまでに行われる様々な駆け引き、スパイさながらの調査など、その過程が冒険小説のようになっています。
著者は十字架の謎を探る調査のため、イタリアのある美術館でこっそり展示品ケースをやぶった話なんかも載せていて、小説発行後にイタリア政府からの抗議をうけたようです。
クロイスターズの地下展示室にそれが展示されているとのことで、今回私たちそれを楽しみにここへ来たというわけです。さあ、いよいよ展示室へ。
ありました。展示室の中央に、ありました。
十字架そのものは、イングランド南東部にある西サフォークの古都、ベリ・セント・エドマンズにあったもので、時代は1150~1160年あたりのものではないかとされています。
材質はセイウチの牙。写真では伝わりづらいですが、この十字架には100を超える人物が彫られているとのこと。僕はキリスト教の歴史や聖書の内容をあまり知らないので残念だったのですが、十字架中央にはモーセ、根本にしがみつく2人はアダムとイヴのようです。

これがベリ・セント・エドマンズの十字架
裏にも沢山の人物が彫られています
クロイスターズにはこれ以外にも素晴らしい象牙細工がいくつか展示されていましたが、これだけ大きなものに、これほど多くの精巧な彫り物がほどこされているのは見事としか言いようがありませんでした。
ちなみに、『謎の十字架』
この本をよむとつぶやきたくなる
「いつの日か、必ず実物を見てやる」と。
3.メトロポリタン美術館本館へ―中国人に道を尋ねられる
クロイスターズのミュージアムショップで分厚い本を何冊か買ってしまったので、一度ホテルへ置きにもどり、昼食はホテルの近くにあるカジュアルな感じのレストランで済ませました。
レストランは3品の軽めのコースで、値段も24ドルとお手頃。相変わらずボリュームがありますが、美味しかったので全部たいらげました。フラッと入った店なので、レストランの場所も名前も忘れたのが残念。

前菜のクラムチャウダー

メインのステーキ

デザートのパンプリン
おなかも膨れたので、お次はメトロポリタン美術館を目指します。メトロポリタン美術館は僕の泊まったホテルからだと地下鉄の乗り換えが面倒で、今から考えるとタクシーに乗れば良かったと思います。
途中、レキシントンという所から他の電車に乗り継ぐときに、鉄拳というゲームに出てくる平八というキャラクターそっくりのヘアースタイルをしたアジア系中年男性に呼び止められました。
どうやら中国の方で、道に迷っているようだったのですが、僕も観光客なので「我也不知道(僕も知りません)」と中国語で言ってそそくさと立ち去ります。日本でもそうなのですが、僕は街中などで中国の方に中国語でいきなり話しかけられることが多いのです。なぜだろう・・・。
その後も、キッチン用品やペット関連用品のショップに立ち寄ったりしながらダラダラと歩き、やっとメトロポリタン美術館に到着。午前中クロイスターズにずっといたせいか、足はすでにパンパン。メトロポリタンに着く前にはもう体力の限界に来ていました。
今回はスーツにネクタイが必要なオペラだとか、少し高級なレストランにも行く予定だったので、スニーカーではなく革靴でとおしていました。はき慣れない革靴をはき、2日連続で長時間歩くのはきつい。
しかもメトロポリタン美術館がかなり広いです。もう相当しんどかったので、僕はさっさと全部見るのをあきらめ、二階カフェテリアでひとり休憩し、時間を決めて妻と待ち合わせることに。もったいないですが、本当に動けないくらい疲れていました。

甲冑コーナーというのがあって、
色々な鎧が展示されていました。
ここから得た教訓ですが、観光の際、美術館の類は一日一箇所にしといた方がいいですね。
4.夜はオペラに
この日は本当に濃かったです。夜は妻がお世話になっている先生のお知り合いの方と一緒にメトロポリタンオペラへ。2階のボックス席をとっていただいていたようで、かなり良い席で聴くことができました。

メトロポリタンオペラ
今回聴いたのはベッリーニの『La Sonnambula』です。ナタリー・デセイ
この日はホテルに着いたのが23時過ぎ。かなり充実した一日でした。
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2009-03-23: [旅] ニューヨーク旅行記2日目
1.早朝から自由の女神へ-ウルトラクイズを思い出す
さて、普段は朝がものすごく苦手な僕なのですが、時差で体内時計が狂っているのと、前日早く寝たせいか、深夜の3時くらいにはすっかり目が覚めてしまい、その後はベッドの上で朝がくるまでボーッとしていました。
ただ、この日は時差ボケによる早起きのおかげで、一日を長く有効に使えました。起床後は昨晩食べた特大ピザでまだ胃がもたれていたので、日本から持ってきたミニカップうどんを食べ、そのまま出発。
まず初めに目指したのが自由の女神。奈良や鎌倉に行って大仏を観ずに帰る外国人はいないと思うのですが、この自由の女神もそんな感じの定番の観光スポットです。
自由の女神への行き方ですが、僕の宿泊するホテルからですと、地下鉄の「W」に乗り、終点のWhieHallという駅で下車。そこから舟に乗ることになります。ただ、ここでちょっと注意が必要です。
WhieHallの駅の目の前に船着き場があるのですが、この船着き場の舟に乗ると、スタテン島という全く別の島に連れて行かれてしまいます。実際僕なんかもこの舟に乗りそうになりました。危ない危ない。
自由の女神行きの舟に乗るには、バッテリーパークという公園にある船着き場に行かなくてはいけません。その際、バッテリーパーク内の円形の建物の中でのチケット購入をお忘れなく。
また、乗船前には空港と同様のセキュリティチェックがあるので、旅行用のツールナイフなんかを持っている方はホテルに置いて行きましょう。
この日は晴天で、舟から観る景色はなかなかのものでした。舟は三階建てになっていて、売店やトイレなんかもあります。景色を観たい場合はやはり窓や屋根の無い最上階です。

船から観るマンハッタンビル群
船上はかなり風が強く、しかもニューヨークの冬は相当寒いのでニット帽などの防寒対策をばっちりとしていないとダメです。今回たまたま普段はあまりかぶらないニット帽を持っていったのですが、これがなかったら恐らく風邪をひいていたでしょう。
自由の女神といえば、僕と同世代の方はアメリカ横断ウルトラクイズを思い出すでしょう。あのテーマソングが頭の中で流れながらの船旅はあっという間に終わり、自由の女神のある島に到着。

自由の女神とかもめ
「これがそうなんだぁ~」
自由の女神を観ての感想はこの一言に尽きます。
2.ウォール街とグラウンド・ゼロ
自由の女神をあとに、バッテリーパークから今度は地下鉄でウォール街に向かいます。
ウォール街の近くには9.11事件の現場や、その当時避難所としても使われたトリニティ教会があり、かつてワールドトレードセンターがあった跡地の消防隊員追悼碑には今でも献花がされています。

グラウンド・ゼロ
この場に実際に立つことで、テレビで間接的にしか観た事のないあの事件が、どれだけ悲惨な出来事で、どれほど多くの無辜の人々が犠牲になったのかが伝わってきたような気がしました。
3.MoMAでひだる神にとり憑かれる
ウォール街のあとは、センチュリー21という店で買い物をし、その荷物を置きにホテルに戻りました。その後、ホテルから歩いてモダンアートの美術館であるMoMAへ。
MoMAでは楽しいモダンアート作品が沢山展示されていて、シャガールの絵だとか、アンディ・ウォーホルの作品も観られます。
僕がアンディ・ウォーホルの作品を初めて見たのは、高校生の時に買ったヴェルヴェット・アンダーグラウンドというバンドのジャケットにあるバナナです。MoMAには定番のプレスリーやモンローやキャンベルスープ缶が展示してありました。

キャンベルスープ缶
シャガールは独特の色彩の絵を描く人で、僕はシャガールの絵の中に登場する動物たちのなんともいえない不思議な感じが好きです。MoMAには「I and the Village」といった有名な作品の他にも色々と展示されていました。

I and the Village
モダンアートにも色々とありますが、大部分は特に美術史などを知らなくても楽しめるので、僕のような美術史音痴でも飽きることなく鑑賞ができます。

壁から下半身だけが出ていて、足にはロウソクが
ハッとしたり、ギョッとしたり、へぇ~と感心したりと、直接感性に訴えかけるようなものばかりでした。

大きな鏡に映る姿を夫婦で記念撮影
話はガラッと変わりますが、この日は朝がカップうどん、昼はサンドイッチといった感じで、かなり軽い食事だったせいか、MoMAで展示作品を鑑賞中に疲れがピークに達しました。
突然もう一歩も動けないくらいの疲労感がおそってきます。以前水木しげるのエッセイか何かに、「ひだる神」のしわざで、旅の途中に空腹に襲われ、体が全く動かなくなる現象が書いてあったのですが、まさにそんな感じです。「ひだる神」にとり憑かれました。
「ひだる神」にとり憑かれた場合は、何かを食べると去っていくわけですが、急いでMoMAの中にあるカフェに行き、甘いものを食べるとなんとか朦朧とした状態が回復。
4.エンパイア・ステート・ビルで夕陽をみる
そうこうしているうちにもう夕方です。一日目のピザが相当こたえたのか、洋食を食べるのがなんだかものすごく嫌だったので、晩御飯はエンパイア・ステート・ビルの近くにある韓国街へ行き、韓国料理を食べました。韓国料理はこういう時に助かりますね。
中国留学時代も、日本的なご飯にオカズと汁物といった組み合わせのものが食べたい時、よく韓国料理店に行ったのを思い出します。
この日はもうクタクタであまり動きたくなかったのですが、目の前にエンパイア・ステート・ビルがあるのでついでにのぼって帰りました。
夜景が綺麗だと評判のようなのですが、今回は夕方だったので、ハドソン川に沈む夕日を見てきました。夕日に紅く照らされるビル群もなかなか良いですよ。

夕日に照らされるマンハッタンビル群
二日目はこれで終了。部屋に帰ると24のシーズン7がやっていたので少し見ましたが、またものすごい眠気に襲われ、9時台に就寝しました。
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さて、普段は朝がものすごく苦手な僕なのですが、時差で体内時計が狂っているのと、前日早く寝たせいか、深夜の3時くらいにはすっかり目が覚めてしまい、その後はベッドの上で朝がくるまでボーッとしていました。
ただ、この日は時差ボケによる早起きのおかげで、一日を長く有効に使えました。起床後は昨晩食べた特大ピザでまだ胃がもたれていたので、日本から持ってきたミニカップうどんを食べ、そのまま出発。
まず初めに目指したのが自由の女神。奈良や鎌倉に行って大仏を観ずに帰る外国人はいないと思うのですが、この自由の女神もそんな感じの定番の観光スポットです。
自由の女神への行き方ですが、僕の宿泊するホテルからですと、地下鉄の「W」に乗り、終点のWhieHallという駅で下車。そこから舟に乗ることになります。ただ、ここでちょっと注意が必要です。
WhieHallの駅の目の前に船着き場があるのですが、この船着き場の舟に乗ると、スタテン島という全く別の島に連れて行かれてしまいます。実際僕なんかもこの舟に乗りそうになりました。危ない危ない。
自由の女神行きの舟に乗るには、バッテリーパークという公園にある船着き場に行かなくてはいけません。その際、バッテリーパーク内の円形の建物の中でのチケット購入をお忘れなく。
また、乗船前には空港と同様のセキュリティチェックがあるので、旅行用のツールナイフなんかを持っている方はホテルに置いて行きましょう。
この日は晴天で、舟から観る景色はなかなかのものでした。舟は三階建てになっていて、売店やトイレなんかもあります。景色を観たい場合はやはり窓や屋根の無い最上階です。

船から観るマンハッタンビル群
船上はかなり風が強く、しかもニューヨークの冬は相当寒いのでニット帽などの防寒対策をばっちりとしていないとダメです。今回たまたま普段はあまりかぶらないニット帽を持っていったのですが、これがなかったら恐らく風邪をひいていたでしょう。
自由の女神といえば、僕と同世代の方はアメリカ横断ウルトラクイズを思い出すでしょう。あのテーマソングが頭の中で流れながらの船旅はあっという間に終わり、自由の女神のある島に到着。

自由の女神とかもめ
「これがそうなんだぁ~」
自由の女神を観ての感想はこの一言に尽きます。
2.ウォール街とグラウンド・ゼロ
自由の女神をあとに、バッテリーパークから今度は地下鉄でウォール街に向かいます。
ウォール街の近くには9.11事件の現場や、その当時避難所としても使われたトリニティ教会があり、かつてワールドトレードセンターがあった跡地の消防隊員追悼碑には今でも献花がされています。

グラウンド・ゼロ
この場に実際に立つことで、テレビで間接的にしか観た事のないあの事件が、どれだけ悲惨な出来事で、どれほど多くの無辜の人々が犠牲になったのかが伝わってきたような気がしました。
3.MoMAでひだる神にとり憑かれる
ウォール街のあとは、センチュリー21という店で買い物をし、その荷物を置きにホテルに戻りました。その後、ホテルから歩いてモダンアートの美術館であるMoMAへ。
MoMAでは楽しいモダンアート作品が沢山展示されていて、シャガールの絵だとか、アンディ・ウォーホルの作品も観られます。
僕がアンディ・ウォーホルの作品を初めて見たのは、高校生の時に買ったヴェルヴェット・アンダーグラウンドというバンドのジャケットにあるバナナです。MoMAには定番のプレスリーやモンローやキャンベルスープ缶が展示してありました。

キャンベルスープ缶
シャガールは独特の色彩の絵を描く人で、僕はシャガールの絵の中に登場する動物たちのなんともいえない不思議な感じが好きです。MoMAには「I and the Village」といった有名な作品の他にも色々と展示されていました。

I and the Village
モダンアートにも色々とありますが、大部分は特に美術史などを知らなくても楽しめるので、僕のような美術史音痴でも飽きることなく鑑賞ができます。

壁から下半身だけが出ていて、足にはロウソクが
ハッとしたり、ギョッとしたり、へぇ~と感心したりと、直接感性に訴えかけるようなものばかりでした。

大きな鏡に映る姿を夫婦で記念撮影
話はガラッと変わりますが、この日は朝がカップうどん、昼はサンドイッチといった感じで、かなり軽い食事だったせいか、MoMAで展示作品を鑑賞中に疲れがピークに達しました。
突然もう一歩も動けないくらいの疲労感がおそってきます。以前水木しげるのエッセイか何かに、「ひだる神」のしわざで、旅の途中に空腹に襲われ、体が全く動かなくなる現象が書いてあったのですが、まさにそんな感じです。「ひだる神」にとり憑かれました。
「ひだる神」にとり憑かれた場合は、何かを食べると去っていくわけですが、急いでMoMAの中にあるカフェに行き、甘いものを食べるとなんとか朦朧とした状態が回復。
4.エンパイア・ステート・ビルで夕陽をみる
そうこうしているうちにもう夕方です。一日目のピザが相当こたえたのか、洋食を食べるのがなんだかものすごく嫌だったので、晩御飯はエンパイア・ステート・ビルの近くにある韓国街へ行き、韓国料理を食べました。韓国料理はこういう時に助かりますね。
中国留学時代も、日本的なご飯にオカズと汁物といった組み合わせのものが食べたい時、よく韓国料理店に行ったのを思い出します。
この日はもうクタクタであまり動きたくなかったのですが、目の前にエンパイア・ステート・ビルがあるのでついでにのぼって帰りました。
夜景が綺麗だと評判のようなのですが、今回は夕方だったので、ハドソン川に沈む夕日を見てきました。夕日に紅く照らされるビル群もなかなか良いですよ。

夕日に照らされるマンハッタンビル群
二日目はこれで終了。部屋に帰ると24のシーズン7がやっていたので少し見ましたが、またものすごい眠気に襲われ、9時台に就寝しました。
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2009-03-22: [旅] ニューヨーク旅行記1日目
1.なぜニューヨークに?
先週はニューヨークへ出張+新婚旅行といった構成の旅に出てきました。
実は今、同じく鍼灸師である妻がお世話になっている先生がアメリカで本を出版するようで、そのお手伝いを少しだけしています。今回はなぜニューヨーク旅行かというと、ニューヨーク在住のアメリカ人の翻訳者の方とミーティングするためです。
1泊程度の国内旅行は結婚後もボチボチ行っていたのですが、忙しくて長期の新婚旅行にはいっていなかったので、これを新婚旅行ということにしました。
旅行はちょうど1週間。飛行機での移動で往復3日間かかるので、実質4日間が持ち時間の旅です。
2.疲れた身体に特大サイズのピザ
ニューヨークはアメリカの東海岸ですので、日本からものすごく遠く、約12時間のフライトでした。
この12時間は時差ぼけ対策のために現地時間に合わせて眠くもないのに無理矢理寝てみたり、狭くて硬いいエコノミーの席に座り続けて腰や頚が痛くなったりと、かなりしんどかったです。
それでも肩凝りや腰痛のつぼを指で押しながら、なんとか12時間こらえやっとニューヨークに到着。その後、ブロードウェイの49stにあるホテルに到着。部屋に入る頃には身も心もすでにボロボロでした。
さて、到着は夕方だったのですが、まずは食事をしなくてはなりません。私も妻も英語がほとんど話せないですし、どこに何があるのかさっぱりわからないので、とりあえず街を彷徨きます。

ブロードウェイには劇場が立ち並んでいます
ニューヨークは洗練された街だというイメージを何の根拠もなく勝手に持っていた僕ですが、何だかブロードウェイの49st周辺はそれほど綺麗な感じではありません。長時間のフライトで弱っていたせいもあり、ゴミゴミしているし、歩くと疲れます。
弱った身体で食事する所を探し歩くのも疲れるので、あまりこだわらずにとりあえず近くにあったピザ屋さんに入りました。
ピザ屋さんでは、ピザを一切れずつを頼んだのですが、これがかなり特大。一切れなのに日本のスモールサイズに近いくらいの大きさです。

写真では伝わり辛いですが、特大です
味は可もなく不可もなく・・・。食べ応えだけはありました。これが噂のアメリカンサイズなのですね。
この日はWBCの日本対アメリカ戦の日でもあったので、ピザを食べたらそのままホテルへ。野球は本当は最後まで見たかったのですが、これまで経験したことのない異様な眠気に押され、21時過ぎには寝ていました。これが時差ぼけというやつなのですね。
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先週はニューヨークへ出張+新婚旅行といった構成の旅に出てきました。
実は今、同じく鍼灸師である妻がお世話になっている先生がアメリカで本を出版するようで、そのお手伝いを少しだけしています。今回はなぜニューヨーク旅行かというと、ニューヨーク在住のアメリカ人の翻訳者の方とミーティングするためです。
1泊程度の国内旅行は結婚後もボチボチ行っていたのですが、忙しくて長期の新婚旅行にはいっていなかったので、これを新婚旅行ということにしました。
旅行はちょうど1週間。飛行機での移動で往復3日間かかるので、実質4日間が持ち時間の旅です。
2.疲れた身体に特大サイズのピザ
ニューヨークはアメリカの東海岸ですので、日本からものすごく遠く、約12時間のフライトでした。
この12時間は時差ぼけ対策のために現地時間に合わせて眠くもないのに無理矢理寝てみたり、狭くて硬いいエコノミーの席に座り続けて腰や頚が痛くなったりと、かなりしんどかったです。
それでも肩凝りや腰痛のつぼを指で押しながら、なんとか12時間こらえやっとニューヨークに到着。その後、ブロードウェイの49stにあるホテルに到着。部屋に入る頃には身も心もすでにボロボロでした。
さて、到着は夕方だったのですが、まずは食事をしなくてはなりません。私も妻も英語がほとんど話せないですし、どこに何があるのかさっぱりわからないので、とりあえず街を彷徨きます。

ブロードウェイには劇場が立ち並んでいます
ニューヨークは洗練された街だというイメージを何の根拠もなく勝手に持っていた僕ですが、何だかブロードウェイの49st周辺はそれほど綺麗な感じではありません。長時間のフライトで弱っていたせいもあり、ゴミゴミしているし、歩くと疲れます。
弱った身体で食事する所を探し歩くのも疲れるので、あまりこだわらずにとりあえず近くにあったピザ屋さんに入りました。
ピザ屋さんでは、ピザを一切れずつを頼んだのですが、これがかなり特大。一切れなのに日本のスモールサイズに近いくらいの大きさです。

写真では伝わり辛いですが、特大です
味は可もなく不可もなく・・・。食べ応えだけはありました。これが噂のアメリカンサイズなのですね。
この日はWBCの日本対アメリカ戦の日でもあったので、ピザを食べたらそのままホテルへ。野球は本当は最後まで見たかったのですが、これまで経験したことのない異様な眠気に押され、21時過ぎには寝ていました。これが時差ぼけというやつなのですね。
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2009-03-01: [今日のご飯] 鯉とどぜう
結婚してから外で食事をあまりしなくなりましたが、今日は久しぶりに夫婦で外食。清澄白河にある「どぜう料理」の伊せ喜というお店に行きました。
この店は以前も行ったことがあるのですが、どじょう料理はもちろんのこと、鯉もなかなか美味で、今回もどじょう鍋の他に「鯉こく」と「鯉あらい」を注文。

「鯉こく」は鯉の味噌汁みたいなものす

「鯉あらい」は鯉のお刺身
さて、こういった珍しくて身体によさげなものを食べると、本草学的にはどうなのか知りたくなるのが東洋医学従事者の性。早速帰ってから『経史証類大観本草』という本草書で調べてみると以下のようなことが。

『経史証類大観本草』巻二十
簡単に意訳しますと、肉は咳や黄疸によく、止渇作用があるとのこと。お刺身で食べるとむくみに良いそうです。どじょうは以前調べてうろ覚えなのですが、確か痔に良いとあったような気がします。
■どぜう 伊せ喜
http://www.dozeu-iseki.com/
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この店は以前も行ったことがあるのですが、どじょう料理はもちろんのこと、鯉もなかなか美味で、今回もどじょう鍋の他に「鯉こく」と「鯉あらい」を注文。

「鯉こく」は鯉の味噌汁みたいなものす

「鯉あらい」は鯉のお刺身
さて、こういった珍しくて身体によさげなものを食べると、本草学的にはどうなのか知りたくなるのが東洋医学従事者の性。早速帰ってから『経史証類大観本草』という本草書で調べてみると以下のようなことが。

『経史証類大観本草』巻二十
肉味甘。主欬逆上氣黄疸止渇。生者。主水腫脚満下氣。
簡単に意訳しますと、肉は咳や黄疸によく、止渇作用があるとのこと。お刺身で食べるとむくみに良いそうです。どじょうは以前調べてうろ覚えなのですが、確か痔に良いとあったような気がします。
■どぜう 伊せ喜
http://www.dozeu-iseki.com/
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