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投稿: 宮下
 先日修善寺温泉に行ってきました。

 2歳の子連れ旅行なので、あちこちまわるような旅ではなく、温泉旅館でゆっくり過ごすような感じです。

 何故修善寺を選んだかといいますと、以前義理の母から木彫りの猫のポストカードをいただいて、その猫を観るためです。写真で一目見て、惚れ込んだほどの、何というか魂の入った猫なのです。

 その猫は福ねこと呼ばれています。


福ねこ様

 そのお猫様は、「宙 sora」という旅館にいらっしゃるのですが、女将の話を聞いたところ、僕と同じようにこの福猫目当てに来る人が他にも沢山いるくらい人気だそうで、帰る時にお願い事をするとそれが成就するとの話でした。

 そんなありがたい猫なのですが、実物を見てもやはり素晴らしい。一本の木を彫って作られたそうで、下山昇さんという仏像なども手がける現代の彫刻家の作品だそうです。

 実物は写真では伝えきれない穏やかな雰囲気を持っています。

 さて、修善寺に来たからには、猫だけ観て帰るわけにはいかないので、とりあえず修善寺と日枝神社もまわってきました。特に日枝神社は静岡県の天然記念物に指定されているイチイカシが見物です。また、子宝の杉という縁起の良い杉も植えてあります。


これがイチイカシ。すごい迫力でした。



子宝の杉

 あまり観光をしない一泊旅行だったので、書くことはこれくらいですが、帰り際に食べたうどん屋さんが意外と美味しかったので、最後にご紹介。

 それは旅行の最終日。帰りの踊り子号に乗るまで時間があったので、お昼を食べるところを探していたのですが、なかなか見つからず、立ち食い蕎麦屋さんみたいな店構えのうどん屋さんを発見したので、とりあえず入ってみました。

 店の感じからしてあまり期待できなく、こういう観光地でふらっと入った店でろくな物を食べられた経験がなかったので、とりあえずうどんはやめておいて、伊豆鹿丼というご当地B級グルメっぽいものを注文。期待していなかったですが、これがまあまあ美味しい。


これが伊豆鹿丼。うどんの写真は撮り忘れてしまった。

 それで、うどんの方はどうだったかといいますと、妻達がうどんを頼んでいたので、試しにちょっとだけ食べさせてもらいました。

 なんとこれがかなり美味しい。

 今までの経験では、観光地で適当に入ったうどん屋では、西友などで売っている冷凍うどんの方がマシな感じの、死んだような麺ばかりだったのですが、僕好みの腰のしっかりとした麺です。

 観光地の割には美味しいというレベルではなく、またこのうどん屋に来たいと思わせる美味しさです。しかも値段も結構安く、お店自体も流行っている感じでした。

 次に修善寺に行ったら締めは若尾のうどんにします。

 そんなわけで、あの店でうどんを食べれば良かったと思いながら帰りの踊り子号に乗りました。おしまい。

修善寺 宙 sora
http://www.kinryu.net/html/

修善寺うどん 若尾
http://udonwakao.web.fc2.com/

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投稿: 宮下
 シルバーウィークと名付けられた連休はあっという間でした。

 前半は10月から始める鍼灸師向けセミナーのウェブサイトのメンテナンスをしていたらハマってしまい、PCばかりいじって終了。

 後半はアワビを食べに熱海まで旅行に行ってきました。小旅行の暇つぶしには『ゴルゴ13』と決めているのですが、前日ブックオフの100円コーナーで二冊買い、リゾート踊り子で東京から出発。妻もついにゴルゴデビューです。

 熱海はほとんど観光なしでしたが、とりあえず一か所だけホテルの近くにある来宮神社に。来宮神社には樹齢2000年の大きな楠がありますが、これが太い。ものすごい存在感です。

来宮神社大楠
これが大楠。本当に太いです。


 タクシーの運転手さんが言うには、この大楠を一周グルっと回ると、寿命が1年延び、願い事がひとつかなうとのことです。また、木を触れた手で体を触れると病が治るとか。とにかくありがたい木なんですね。

 来宮神社から来宮という駅にタクシーを拾いに行くと、駅のすぐそばに「菓子の木」という洋菓子店を発見。ホテルにチェックインしておやつでも食べようかとちょうど思っていたので買ってみました。

菓子の木のケーキ
僕の食べたのは奥のやつです。


 なんていう名前のお菓子か忘れたのですが、これがなかなか美味しい。フワフワのスポンジの上に焦げたカラメルのようなものがコーティングされていて、下の層は口の中に入れるとトロトロと融ける生チョコです。

 今までの経験上、特に昔からの温泉街のような観光地で買い食いするとたいてい失敗することが多かったので、よい意味で期待を裏切られました。

 ホテルでは温泉に入ったり、本を読んだりしてダラダラと過ごし、夜はメインのアワビを食べてきました。アワビは炭火で焼いて食べたのですが、まだ生きていたようで、焼かれながらウネウネと動いているのがちょっとグロテスクでした。

あわび
網の上でウネウネ動きます。可哀そうですが美味しかったです。


 「The-T」という4枚の木板でTの字を作るパズルはご存知でしょうか?ホテルや旅館にたまに置いてあるやつです。

 子供の頃もこのパズルを見たことがあって、全く歯が立たなかった記憶があるのですが、これがやはり部屋に置いてあって、なんと妻が難なくクリア。帰るまでにすべてのお題をクリアしました。

ザ・ティー
このパズル見たことがある人は多いはず


 帰りは干物などをお土産に買って、本当に観光をほとんどしない旅行は終了。旅行先で美味しいものを食べてゆっくり過ごすのもたまにはよいですね。1.4キロ太りましたが・・・。

干物
金目の干物。


菓子の木



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投稿: 宮下
1.タリータウン
 この日は朝から翻訳家の方に会うためにタリータウンへ。タリータウンはニューヨークのグランドセントラルという駅から電車で約1時間くらいの所です。列車に乗るのは初めてだったので、少し時間に余裕を持って駅へ行きました。

グランド セントラル ターミナル
グランド・セントラル駅はかなり広く、
星座の描いてある天井なんかもあり、
中もかなり綺麗でした


 切符はすぐ買え、ホームの場所もわかりやすく、少し時間があまってしまったので、駅の書店や売店で暇つぶしをしました。書店では『Bad Cat』という、あえてあまり可愛くない猫達を集めた写真集を発見。面白かったので即購入し、電車の中で読んでいました。成鍼堂ライブラリーにも加えたので、興味のある方はご覧ください。

 電車はハドソン川沿いに北へ北へと走り、車窓を楽しみながらの小旅行といった感じです。この日は天気が悪かったのですが、天気がよかったら本当に景色もよさそうです。

 到着後は昼食をして、少し街を散策しました。マンハッタンは都会的な感じなのですが、東京に住んでいるせいか、ビルの立ち並ぶブロードウェイなどにそれほどの感動はありません。ここタリータウンはやっと異国の街に来たという感じでした。

 タリータウンにはシャガールの絵のステンドグラスがあるユニオンチャーチがあります。これはロックフェラーが個人で建てた教会のようです。また、ロックフェラーの屋敷なんかもあるようなのですが、両者ともあいにく3月まで閉じているようでした。冬の間は開けないようなのです。残念。

ユニオンチャーチ
閉まっていて残念でしたが、
ここにシャガールのステンドがあります。


 観光のあとは、本の翻訳の方と打ち合わせをして、その後は食事へ。

2.ブルー・ヒル・ストーン・バーンズ
 ブルー・ヒル(Blue Hill)というレストランでしたが、ここでの食事が今回の旅行で一番楽しめました。食事の内容ですが、レストランそのものが牧場や畑の中にあり、有機栽培の野菜やとれたての卵などを使った料理は大変美味しかったです。

 窓の外では牛の群れが牧場を歩いていたりしました。

 オーダー時には色々と質問があり、苦手な食べ物などを聞かれます。ここでは特にメニューというのはないようで、好みに応じてその日その日で出てくるものが違うようで、同テーブル中でも人によって違うものがきたりもします。

 僕は英語が全然できないので、現地でお世話になった方に連れて行っていただいたのですが、、オーダーでは以下のようなやりとりがされていました。

「たまごは大丈夫ですか?」
「はい、大丈夫です。」

「生魚は大丈夫ですか?」
「はい、大丈夫です。」

「レバーは大丈夫ですか?」
「はい、大丈夫です。」

「骨髄は大丈夫ですか?」
「・・・大丈夫です。」

「耳は大丈夫ですか?」
「だ・・・、大丈夫です。」

「脳みそは大丈夫ですか?」
「・・・はい。」

 途中から冗談っぽい質問が続きましたが、いよいよ料理が運ばれてきます。前菜が来た時にまずビックリ。

 畑でとれたての野菜が来たのですが、その出し方が面白い。

 なんと剣山に野菜が突き刺さっています。それを引っこ抜いて食べるんですね。さらに驚いたことに、野菜が終わると今度は骨がやってきました。

 骨です

 よくみると、骨は縦に割られていて、上にキャビアがのっています。オーダー時に骨髄は大丈夫か聞かれたのですが、本当に来ました。この髄をパンにつけて食べましたが、プルプルの白い髄に黒いキャビアの塩味が良く合って美味です。

 前菜だけで十分楽しめましたが、その後にはとれたての半熟玉子の入った豆のスープ、ニョッキ、白身魚、ラム肉の順で出てきて、かなりお腹いっぱいになりました。洒落のきいた前菜の後は正統派な感じの料理が続き、本当にどれも美味しかったです。

 また、デザート時にハーブティーを頼んだのですが、なんと南部鉄器の鉄瓶で出てきます。これ以外の料理でもそうでしたが、食器も洒落ていて、とにかく美味しくて楽しいレストランでした。

ブルー・ヒル
ここにはレストランの他、
農業教育の施設もあるようです


 食後は再度ニューヨーク行きの列車に乗り、夜の11時過ぎにホテルに到着。ニューヨーク最後の日も満喫できました。

3.ニューヨーク人はなかなか親切

 復路の狭い飛行機でうずくまりながら今回の旅を思い起こすと、ニューヨークは英語のできない僕たちにも優しい街でした。

 僕の行ったことのある別の国では、言葉の不自由な外国人に煩わしそうに接したりする人も多くいましたし、タクシーに乗ると昼間なのに深夜料金で走ったり、遠回りをしたり、一回の旅行で最低一度はいやな思いをするものでした。

 ニューヨーク人はその点では外国人に対して優しい人が多く、かたことの英語でしゃべるこちらの話をじっくり聴いてくれますし、親切に色々と教えてくれたりもしました。現地の方に同じような感想を言うと、ニューヨークの方は特に親切なのでそうです。

 また、治安悪いと聞いていましたが、あえて危険な場所に好んで行かない限りは、危険な香りもしません。

 ニューヨークでは交番というのをあまり見かけませんでしたが、街中では駐車されているパトカーをよく見かけ、その付近には必ず警官がいます。交番を建設するのではなく、パトカーを街のあちこちに停めて、警官を待機させるというのは、経費をかけずに治安を良くする工夫なのでしょうか。

 そんなことを思い、腰痛や肩こりのツボを押しながら、13時間あまりのフライトを経てフラフラになりながら帰宅。この飛行機の長旅さえなければまた行きたいですね。

■ブルー・ヒル
http://www.bluehillfarm.com/

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投稿: 宮下
1.自然史博物館
 旅行中は毎日夫婦で鍼灸治療をして疲労を蓄積させないようにしていますが、今日のテーマはいかに疲れずに観光するかです。

 昨日までの観光はまるで苦行のような状態でしたので、今日はもう無理しません。

 毎日あんなに疲れてしまった大きな原因は履きなれない革靴です。こんな靴で歩くのがもう嫌だったので、今日はセンチュリー21というお店で2日目に購入したスニーカーを履いて観光に行きました。

 また、地下鉄は便利なことは便利なのですが、無駄に体力を消耗するだけなので、移動も全てタクシーにしました。はじめからこうすればよかった。

 今日の午前中はアメリカ自然史博物館へ。この博物館は恐竜の骨が沢山置いてあるらしいのですが、僕は別に恐竜好きでもないですし、自然史という言葉を聴いてウキウキしたりもしないので、あまり期待せずに行きました。

 ですが、実際に入ってみるとなかなか楽しめました。やはり恐竜がメインなのですが、大迫力です。もともと恐竜に特別な関心がないので、何サウルスなのかわからないのですが、入館してすぐの所にものすごいのがいます。天井まで届くような大きさです。

恐竜
天井まで届きそうな恐竜の骨


 今日は出発が遅かったので、博物館を出るころにはすでに昼食の時間。あっさり系のものが食べたいので、サイゴングリルというベトナム料理店へ行きました。鳥のフォーを頼んだのですが、弱った胃袋に大変優しい味でした。

フォー
あっさりして美味しかったです


2.ソーホー
 この日の午後はショッピングで終わりました。まずはソーホーへ。とりあえずタクシーでソーホーの辺りまで走り、適当な所で降ろしてもらうと、まず「Dean&Deluca」という店が目につきます。

 ここは食材だとか調味料・香辛料が売っている店です。調味料・香辛料はかなり豊富で、母へのお土産に珍しいパセリ入りの塩を選びます。トリュフ入りの塩なんかもありましたがちょっと値段が張りました。広々とした店内をしばらく歩き回り、レジへ向かいます。

 平日なのに結構混んでいて、少しレジで並びましたが、並んでいる最中に面白い事を発見。

 なんとレモンの輪切りがレジの上に置いてあり、何に使うのだろうと観察していると、なんとそのレモンに指をつけて指先を湿らせていました。

 乾燥した手でお札を数えると、手すべってしまってなかなか上手く数えられませんよね。そんな時に人によっては指にツバをつけたり、水を含んだスポンジに指をつけたりして指を湿らせますが、それがスポンジでもツバでもなくレモンなんですね。

 周りを見渡すと、他のレジで同じ事をしている店員さんがいなかったので、この店員さんオリジナルの技のようでした。食料品店ならでわの技です。

 帰ってから知ったのですが、このお店は日本にもたくさん支店があるみたいですね・・・。

 その後は妻のショッピングに付き合い、疲れてきたのでブルーミングデールズの2階にあるカフェで休憩。スモールサイズのコーヒーとスモールサイズのソフトクリームを頼みました。

 これが今回の旅行で最もビッグなスモールサイズでした。ご飯茶碗に近い大きさのカップにてんこもりのソフトクリームです。スプーンも大きくて、カレーを食べるような時に使うスプーン。お店はおしゃれな感じでしたが、盛り方が豪快です。

ソフト
スプーンはカレースプーンくらいの大きさです


 ソーホーの後はMacy'sというデパートに行ったのですが、かなり色々なものが安く売られていて、結局こことセンチュリー21あたりでお土産物は全て片付くような感じです。この日はお買いものが中心の1日でした。

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投稿: 宮下
1.クロイスターズ
 この日は近所の店で買ったベーグルとカットフルーツで朝食を済ませ、午前中は私たちが最も行きたかった場所であるクロイスターズへ。

 クロイスターズはマンハッタンの北、地下鉄Aの190st駅の近くで、ハドソン川沿いにある、メトロポリタン美術館の別館です。

 歴史は結構長いようで、もとは彫刻家のジョージ・グレイ・バーナードという人のコレクションを1925年にジョン・D・ロックフェラー・ジュニアが買い取り、1938年にオープンしたようです。

 立地が郊外であることも手伝って、周囲は大変静かで落ち着いた感じになっています。フォート・トライオンという公園を抜けてすぐの場所なのですが、少し高台になっている公園から見下ろすハドソン川の景色はなかなかよかったです。

 セントラルパークなんかにも普通にいましたが、野生のリスをみかけたりもします。

リス
野生のリス。のどかな公園でした。


 この美術館にまつわる有名な逸話ですが、ロックフェラー・ジュニアは周囲の景観を保護するために、ハドソン川対岸にあるニュージャージーの土地を700エーカーほど寄贈したそうです。700エーカーというと、日本人独特の感覚的単位であるtdに換算すると約56tdになります。すごいですね。

 ※td=東京ドーム1個分

ハドソン川
対岸には背の高い建物など何も建っていません


 美術館は公園を抜けるとすぐにみえてきます。冬なので草花を楽しむという感じではないですが、周囲の枯葉や、裸の木々と、美術館の古いコルク栓のような色が絶妙にマッチしていて、とにかく外観も美しい。

クロイスターズ
クロイスターズ外観


 また、館内を入るとすぐ眼の前に広がる、ドーム状の天井を持つ部屋は、約800年前のスペインの教会をニューヨークまで運び、修復したという代物。

Crlist on the cross
Fuentidueña Chapel
スペインのセゴビアから運ばれてたそうです


 クロイスターズは美術館そのものが美術品というわけなのです。

 主に中世ヨーローッパの建築物や美辞術品が多数集められていますが、 実は今回この美術館に来た理由はある十字架を観るためです。

2.謎の十字架

 旅行2ヶ月前くらいに妻からトマス・ホーヴィング著『謎の十字架』というノンフィクション小説を読むように言われ、とりあえず机の上におきっぱなしにして1ヶ月ほど経った頃、確定申告だとか、その他諸々の雑用が一段落ついたので、なんとなく読み始めてみました。

 あまり期待せずに読み始めたのですが、これがなかなか面白い。

 小説の内容ですが、トマス・ホーヴィングという、後にメトロポリタン館長になる青年が、ものすごく価値のある十字架を獲得するまでの話です。

 簡単に言ってしまうと、それだけの話なのですが、獲得するまでに行われる様々な駆け引き、スパイさながらの調査など、その過程が冒険小説のようになっています。

 著者は十字架の謎を探る調査のため、イタリアのある美術館でこっそり展示品ケースをやぶった話なんかも載せていて、小説発行後にイタリア政府からの抗議をうけたようです。

 クロイスターズの地下展示室にそれが展示されているとのことで、今回私たちそれを楽しみにここへ来たというわけです。さあ、いよいよ展示室へ。

 ありました。展示室の中央に、ありました。

 十字架そのものは、イングランド南東部にある西サフォークの古都、ベリ・セント・エドマンズにあったもので、時代は1150~1160年あたりのものではないかとされています。

 材質はセイウチの牙。写真では伝わりづらいですが、この十字架には100を超える人物が彫られているとのこと。僕はキリスト教の歴史や聖書の内容をあまり知らないので残念だったのですが、十字架中央にはモーセ、根本にしがみつく2人はアダムとイヴのようです。


Cloisters Cross
これがベリ・セント・エドマンズの十字架
裏にも沢山の人物が彫られています


 クロイスターズにはこれ以外にも素晴らしい象牙細工がいくつか展示されていましたが、これだけ大きなものに、これほど多くの精巧な彫り物がほどこされているのは見事としか言いようがありませんでした。

 ちなみに、『謎の十字架』の帯には以下のような事が書かれていて、まさにそんな気分でクロイスターズの中に入ったのを思い出しました。

この本をよむとつぶやきたくなる
「いつの日か、必ず実物を見てやる」と。


3.メトロポリタン美術館本館へ―中国人に道を尋ねられる
 クロイスターズのミュージアムショップで分厚い本を何冊か買ってしまったので、一度ホテルへ置きにもどり、昼食はホテルの近くにあるカジュアルな感じのレストランで済ませました。

 レストランは3品の軽めのコースで、値段も24ドルとお手頃。相変わらずボリュームがありますが、美味しかったので全部たいらげました。フラッと入った店なので、レストランの場所も名前も忘れたのが残念。

クラムチャウダー
前菜のクラムチャウダー
ステーキ
メインのステーキ
プリン
デザートのパンプリン


 おなかも膨れたので、お次はメトロポリタン美術館を目指します。メトロポリタン美術館は僕の泊まったホテルからだと地下鉄の乗り換えが面倒で、今から考えるとタクシーに乗れば良かったと思います。

 途中、レキシントンという所から他の電車に乗り継ぐときに、鉄拳というゲームに出てくる平八というキャラクターそっくりのヘアースタイルをしたアジア系中年男性に呼び止められました。

 どうやら中国の方で、道に迷っているようだったのですが、僕も観光客なので「我也不知道(僕も知りません)」と中国語で言ってそそくさと立ち去ります。日本でもそうなのですが、僕は街中などで中国の方に中国語でいきなり話しかけられることが多いのです。なぜだろう・・・。

 その後も、キッチン用品やペット関連用品のショップに立ち寄ったりしながらダラダラと歩き、やっとメトロポリタン美術館に到着。午前中クロイスターズにずっといたせいか、足はすでにパンパン。メトロポリタンに着く前にはもう体力の限界に来ていました。

 今回はスーツにネクタイが必要なオペラだとか、少し高級なレストランにも行く予定だったので、スニーカーではなく革靴でとおしていました。はき慣れない革靴をはき、2日連続で長時間歩くのはきつい。

 しかもメトロポリタン美術館がかなり広いです。もう相当しんどかったので、僕はさっさと全部見るのをあきらめ、二階カフェテリアでひとり休憩し、時間を決めて妻と待ち合わせることに。もったいないですが、本当に動けないくらい疲れていました。

甲冑
甲冑コーナーというのがあって、
色々な鎧が展示されていました。


 ここから得た教訓ですが、観光の際、美術館の類は一日一箇所にしといた方がいいですね。

4.夜はオペラに
 この日は本当に濃かったです。夜は妻がお世話になっている先生のお知り合いの方と一緒にメトロポリタンオペラへ。2階のボックス席をとっていただいていたようで、かなり良い席で聴くことができました。

メトロポリタンオペラ
メトロポリタンオペラ


 今回聴いたのはベッリーニの『La Sonnambula』です。ナタリー・デセイとジュアン・ディエゴ・フローレッズが主演です。公演が20時で、時差ボケ中の僕にとっては睡魔のピーク時間のはずだったのですが、綺麗な歌声と音楽に睡魔もいつの間にか飛んで行っていました。

 この日はホテルに着いたのが23時過ぎ。かなり充実した一日でした。

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