結婚してからもう1年経ちますが、実家の僕の住んでいた部屋はいまだ散らかったままで、捨ててよいのか悪いのか自分でもあまりよくわからない荷物が放置してあります。

 実家ではミミという名の猫を飼っているのですが、散らかった部屋は猫の恰好の遊び場。母の話によれば、ミミは最近、近所の野良猫2匹とつるんでいるようで、僕が住んでいた部屋は今や野良猫の巣窟と化しているようです。

 先日久しぶりに部屋を片付ける気になり、実家へ行きました。部屋のど真ん中で猫が悠々と寝ている中、荷物をしばらく片付けていたのですが、あまりの多さになかなかはかどらず、結局途中で断念。

 毎回部屋の片付けをすると、自分でも忘れていたような思いもよらない物が発掘されるのですけれど、今回は中国留学時代に収集していたお菓子のオマケが出土しました。

 パンリコという会社が造っている一口サイズのドーナッツのオマケで、中国の故事成語が書いてある子供向けのしおりです。全部で40種類あり、留学中にこれをコンプリートした人は、知る限りではルームメイトと僕の2人だけで、意地になって毎日毎日ドーナッツを食べ続けていました。

 実はこのしおり、成鍼堂の名前の由来にもなっていたりします。

 しおりNO12の「磨杵成鍼」という故事成語がそれです。

おまけのしおり
コンプリートするためにかなりの量のドーナッツを食べました


 ありきたりの「小さな事をコツコツ積み重ねなさい。継続は力なり」的な意味の成語なのですが、「鍼」という字が入っているのでなんとなく気に入ってしまい、いつか治療院を開くときはこれを院名にしようと当時24歳の僕は考えていました。ああ、懐かしい・・・。

 「部屋は今年の夏が終わるまでにはコツコツと片付けることにします」

 親にはそう誓って実家をあとにしました。家の外を出ると、「アッ!」という変な声で鳴くキジトラの野良猫がミミの所に遊びに来ていました。

東京都練馬区、鍼灸専門の成鍼堂治療院

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