ペン1本と3分でできる、プロの鍼灸師が考えた肩こりツボ解消法

家庭でできるつぼ療法 頭痛・偏頭痛の鍼灸治療関連記事   宮下宗三

スッキリとした状態で仕事に集中するために、肩こりの解消は必須

 仕事中に肩がこりすぎて集中力が低下したり、やる気が落ちたり、ひどい場合は頭痛になってしまうという方は大変多いと思いますが、そんな方に限って、肩こりケアをする時間もないくらい忙しく、負の連鎖から抜け出せなくなっているのではないでしょうか。

 スッキリとした状態で仕事に集中できたらなんて素晴らしいだろうと、誰もが思うでしょう。また、健康な状態で働くということは、人生の幸福度にも良い影響を与えそうな気がします。

肩こり解消

肩こりを解消して、スッキリとした状態で仕事に集中したいですね。

 肩こりケアに最も効果的なのは、長時間同じ姿勢でいることを避け、適度に休息を取ることですが、現実はそんなに甘くなく、特に現役世代の方は長時間労働が社会問題化しているくらい厳しい世の中です。

 今回は臨床経験16年の鍼灸師である私なりに考えた、忙しい方向けの、どこでも簡単にできる肩こりケアの方法をお教えしたいと思います。

たったの3分で、場所を選ばず簡単にできる肩こりケアの方法

肩のこり具合を確認してターゲットとなる「ツボ」を決める

まずは、具体的に首や肩のどこが特にこるのかを、指先全体で押す感じで探って確認します。その際、首と肩でそれぞれ1カ所ずつ、最もこりを感じる場所をはっきりとさせます。その場所がターゲットとなる「ツボ」になりますので覚えておいてください。

肩こりを確認

指を立てて押すより、手の先全体で押す方が「こり」のあるエリアを確認しやすい。

首の曲がり具合を確認する

次に、首を横に傾けて、首の曲がり具合を確認します。肩や首がこる方は、曲げると筋肉がひっぱられるような痛みを感じて、動きが制限されていると思います。

首こりの確認

用意するものはペン一本、まずは押し方の基本を伝授

では、本番に入る前に基本の押し方をお教えします。押し方のコツを身につけるのはすごく大事なので、必ず読んで下さい。

末端に丸みのあるペンを用意

ツボ押し用のペン

キャップや本体の後ろの端が丸くなっているペンを用意。ペン以外でも、尖端が丸くなっている、手の平に収まるサイズの棒でしたらなんでもよいです。

ペンの持ち方

肩こりのツボ押しペンの持ち方

ペンの丸くなっている部分を下に、握るようにして持ちます。丸くなっている部分は、小指の端から1.5cm~2cm程度出しておいて下さい。

押し方

肩こりのツボの押し方

ペンの丸くなっている部分で、ツボを垂直に押し、そのまま圧力を保持。10秒くらいしたら力を抜きます。これを1カ所につき3回繰り返します。押す力が強すぎると後からダルくなったりしますので、痛いちょっと手前くらいがベスト。

ダメな押し方の例

ダメなツボの押し方

押した後、ついついグリグリしたくなりますが、グリグリと動かすと刺激が強くなりすぎて症状が悪くなってしまうことが時々ありますのでやめましょう。

いよいよ本番!所要時間はたったの3分で、厳選された肩こりの「ツボ」を効率よく押す

さあ、いよいよ本番です。慣れると全行程3分程度で終わると思います。押す順序も大事だったりしますので、以下のツボを順番に押していって下さい。

STEP1 後溪(こうけい)を押す

後溪

手を握るとできる小指側のシワの端あたりを、真横から押します。

STEP2 曲池(きょくち)を押す

曲池

肘を曲げるとできるシワの端あたりを押します。

STEP3 首と肩の最も「こり」を感じるる場所を1カ所ずつ限定して押す

肩こりの患部を押す

肩や首は、沢山やりすぎるとダルくなってしまうことがあるので、最初にこりを確認するする段階でターゲットにした場所を肩と首でそれぞれ1カ所ずつ選んで押します。何カ所も押すのはできるだけ避けましょう。

効果の確認。ジワジワ効いてくるので、焦らずやりすぎないのがコツ。

 ツボ押し後に再度首を曲げてみると、首の可動域が広がったり、痛みや凝りが緩和されているはずなので、やる前の感覚を覚えておいて確認してみると面白いです。

肩こりツボ押し後

 ただ、基本的にこの方法は30分から1時間くらいでジワジワと効果が出てくるやり方なので、即効性を求めてやり過ぎないようにしましょう。今回ご紹介したツボは、肩甲骨の周囲にも関係するツボなので、だんだんと背中に暖かさを感じてくることもあります。

 やり過ぎた場合は、直後にスッキリするかもしれませんが、後からダルくなってしまうことがありますので本当に注意です。

 物足りない場合は、連続してやるのではなく、少なくとも3時間程度感覚を空けてやってみてください。

 また、片方の肩だけ凝る場合も、左右両方行うとより効果的なので、必ず両側やるようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?慢性的な頑固な肩こりの方も、しばらく続けてみるときっと楽になると思います。

お友達やご家族で肩こりのひどい方がいらしたら、この記事をシェアしてあげると喜ばれるかもしれません。