更年期障害は35歳から始まる!? 私の更年期障害鍼灸(針灸)治療
あと何年我慢すれば終わるのか
更年期障害は様々な症状を引き起こしますが、これらのほとんどが原因不明のもので、適当な治療手段が存在せず、我慢して時間の経過を待つという方が大変多く見られます。
代表的な更年期障害の症状としては身体の熱感(のぼせ感、足の火照り)、めまい、頭痛、急な激しい発汗、動悸等がございます。
どの症状も大変苦しい症状です。しかしながら、これらの症状は怪我などと違い外見から判断できないため、周囲の理解が得られないという患者さんが多くいらっしゃいます。
更年期障害はホルモンや自律神経のバランスが崩れるといった、分かりやすいようで分かりにくい原因が一般的です。
体の具合が悪ければ、気持ちが落ち込むのは当たり前なのですが、患者さんの中には最終的に「うつ病」と診断され、抗うつ剤を服用される方もいらっしゃいます。
更年期障害の治療は二通りです。1つは、薬を飲み続けたり、このまま閉経するまで我慢するという道。
2つめは、もうひとつの医学である東洋医学を選択するという道。今回は情報のきわめて入りづらい、東洋医学的治療について以下にお話しします。
更年期や更年期障害という概念は東洋医学の古代医学書にもみられ、最近発見された病気ではありません。
東洋医学での更年期障害の治療法
鍼灸治療はWHO(世界保健機構)が1996年に出した見解で、「女性不妊」「月経異常」「分娩の誘発」「月経困難症」を適応症としておりますように、女性特有の症状に効果があることはいうまでもありません。
また、鍼灸(針灸)医学においても更年期という概念は存在し、例えば、中国鍼灸(針灸)医学古典の『素問』という書物の中では、女性の場合は7の倍数の歳で身体が変化していくと記載されています。
その『素問』の中では、女性の場合、35歳から老化が進行し始め、42歳前後、49歳前後がそれぞれ節目の歳として挙げられています。
現代医学的にはホルモンのバランスの崩れによって更年期障害は引き起こされますが、鍼灸(針灸)医学では女性ホルモンに近いものとして、腎気(じんき)や天癸(てんき)といった概念があります。
この腎気と天癸が35歳以降衰えていくと考えられています。
私の行っている更年期障害鍼灸(針灸)治療では、腎気や天癸の働きを補うツボ(経穴)へ治療を行うことで、ホルモンのバランスを調節し、加齢によって引き起こされる症状を緩和していきます。
更年期障害の治療例
更年期障害の症状には大変個人差があり、また、症状が1つの方や、複数の症状を持たれる方がいらっしゃいます。
そのため、治療期間や回数にも当然個人差があり、何回で治ると断言し難く、もしそれを言っても嘘をついてしまうということになります。
しかしながら、これはお問い合わせの時によくある質問ですので、あえて参考までに治療期間を申し上げますが、大多数の方が2ヶ月程度の治療で改善していきます。
治療の頻度は週1回のペースで受療されるのが望ましく、休みのとりづらい方の場合は最低月2回程度来院されています。
私が行っている更年期障害の治療では、以上のように月2~4回程度の治療ですので、毎日のように治療院へ通わなくてはいけないのではないか、という心配をする必要はありません。実は、少ない回数で治療を行う秘密があるのです。
その秘密は、治療計画の中に必ず取り入れていただいている自宅でのお灸治療です。
更年期の方は年齢的に現役世代ですので、仕事や家事を続けながら治療をできるようにしなければなりません。通院での治療の大きな補助として、お灸をしていただくわけです。これによって、治療の回数が減らせます。
自宅でのお灸治療はとても簡単で、毎日5分程度あればできます。お灸は安価(約一ヶ月分が2,200円)で手軽にできるので、患者さんには大変喜ばれております。
実際の治療例を数例を挙げると、原因不明のめまいを訴える45歳の患者さんは、週1回の頻度で3回の更年期障害鍼灸(針灸)治療を行い、治癒しました。
また、身体の火照り、夜間覚醒、頭重を訴える51歳の患者さんは月2回の頻度で更年期障害鍼灸(針灸)治療を行い、2回目には火照り感と頭重感が消失、4回目には眠れるようになりました。
追記
私が更年期障害の治療を始めたきっかけは、自分の母の治療をした経験からでした。鍼灸師になるまでは、自分の母の体の事は全く理解していないという状態でしたので、家族の健康に目を向ける良い機会になりました。
その後母はすっかり鍼灸治療のファンになり、現在でも体調管理や将来病気になるリスクを解消するために、定期的に私の治療を受けています。東洋医学は何よりも副作用のリスクがないので、自分の家族にも積極的に使えます。これをご覧になって東洋医学で治療してみたいとお思いの方は今すぐお問い合わせ下さい。
成鍼堂治療院 院長
宮下宗三










