成鍼堂の鍼灸

宮下宗三
by宮下宗三

治療院内の様子

成鍼堂の鍼灸

 鍼や灸については、イメージが先行してしまって、実際に見たり体験されている方は少ないのが現状です。その一般的なイメージは、太い針金のような鍼や、てんこ盛りのお灸でしょう。

 成鍼堂では、そういったイメージをくつがえす、猫の毛のように細い鍼と、ゴマのように小さい灸を用いて治療を行っています。からだに負担のかからない、安全でやさしい治療です。

 また、はじめての方には治療の前に鍼やお灸のやり方についてご説明してから行いますのでご安心下さい。

鍼

写真は14号鍼(0.14mm)、猫の毛ほどの細さです。

 鍼の太さは一般的に使用されている、18号鍼(0.18mm)よりも更に細い、14号鍼(0.14mm)を標準の鍼としています。鍼は細ければ細いほど、操作に高い技術が要求されますが、当院では最も細いものでは、10号鍼(0.10mm)をご用意しております。

 鍼の痛みがどうしても耐えられないという方々のために、日々痛くない刺鍼操作の技術を磨いておりますので、痛みがご不安な方もどうぞご安心ください。また、全ての鍼は完全滅菌された、使い捨てのものを使用しております。

ゴマ粒大のお灸

ゴマ粒大のお灸

 昔のお灸は、てんこ盛りのもぐさに火を付けるという、たいへん熱いイメージのあるものでした。現在では、この写真のようなゴマ粒大のものを使い、熱さもマイルドで、火傷の痕が残ることもありません。

左から灸頭鍼、知熱灸、透熱灸

色々な種類のお灸。知熱灸は六割くらい燃えたところで取り除く温灸です。

 また、お灸は種類によって熱の通り方が異なるため、状態によって使い分けていきます。当院で主に使用しているものは、透熱灸(とうねつきゅう)、知熱灸(ちねつきゅう)、灸頭鍼(きゅうとうしん)です。

 治療院によっては、どのような状態の方にも、一定の固定した治療が行われていることもあります。

 成鍼堂では、症状の改善を目的とした鍼灸を行っているため、固定した治療の型が存在しません。

 人間の顔や性格が一人一人違うように、体質もそれぞれ異なります。そのため、同じ病名でも、体質によって使う鍼と灸の種類を変えます。

 例えば、鍼に敏感な方は、必要以上に鍼を深く刺されると、体内でビリビリと電気的な不快な感覚を生じ、その後疲労感や一時的な症状の悪化を起こすことがあります。

 こういった現象を防ぐため、鍼が苦手な方々に対しては接触鍼という刺さない鍼や、鍉鍼(ていしん)という特殊な鍼を用いて治療しています。逆に、深い鍼が必要な方には、長めの鍼を用いて治療を行うこともあります。

 また、鍼がどうしても苦手な方や、怖いという方には、治療を受ける際に言って頂ければ、お灸のみの治療を行うことも可能です。逆に鍼のみで治療を行うこともございます。

鍉鍼

鍉鍼(ていしん)-鍼先が丸くなっている刺さない特殊な鍼です。

 また、ツボの場所も個人に合わせて、最適なものを選んで治療を行います。

 成鍼堂では、東洋医学独自の診断基準に基づき、患者さん一人一人に合わせた完全なオーダーメイド鍼灸治療を行うので、安心してワンランク上の治療を受けられます。

 鍼灸治療の適応症は慢性化した肩凝り・腰痛というイメージが一般的なのではないでしょうか。実際の所、鍼灸には多くの可能性が秘められており、西洋医学では対処できない不定愁訴には大変効果があります。また、WHO(世界保健機構)では以下の疾患を適応症として認めています。

 成鍼堂では、一般的な治療院が扱っている運動器系の病以外の治療を得意としておりますので、気になる症状がございましたら、いつでもご相談ください。

WHO(世界保健機構)が認定している適応症

神経系

神経痛 神経麻痺 筋肉痛 痙攣 脳卒中後遺症 自律神経失調症 頭痛 めまい 不眠 神経症 ノイローゼ ヒステリー等

運動器系

関節炎 リウマチ 頚肩腕症候群 頸肩こり 五十肩 腱鞘炎 腰痛 外傷の後遺症(骨折、打撲、むちうち、捻挫) 各種スポーツ障害等

循環器系

心臓神経症 動脈硬化症 高血圧低血圧症 動悸 息切れ

呼吸器系

気管支炎 喘息 風邪および予防等

消化器系

胃腸病(胃炎 消化不良 胃下垂 胃酸過多 下痢 便秘)胆嚢炎 肝機能障害 肝炎 胃十二指腸潰瘍 痔疾  口内炎等

内分秘代謝系

バセドウ氏病 糖尿病 痛風 脚気 貧血等

泌尿器系

腎炎 膀胱炎 尿道炎 性機能障害 尿閉 前立腺肥大 陰萎等

婦人科系

更年期障害 乳腺炎 白帯下 生理痛 月経不順 冷え性 のぼせ つわり 血の道 不妊症等

耳鼻咽喉科系

中耳炎 耳鳴 難聴 メニエル氏病 鼻出血 鼻炎 蓄膿症 咽喉頭炎 扁桃炎 声枯れ等

眼科系

眼精疲労 仮性近視 結膜炎 疲れ目 かすみ目 ものもらい等

 治療院選びの際に最も気になる事は、治療期間です。どれくらいの頻度で、どらくらいの期間治療を受ければ効果が出るかは、かなりの個人差がございます。

 参考までに申し上げますと、急性のものであれば治りも早く、一回~三回程度で効果が出る方がほとんどです。慢性化した病であっても数回の治療で効果か出ることもありますが、多くの方は週一回の頻度で三ヶ月程度治療を受ければ効果を実感できます。

台座つき灸

家庭でできる台座つき灸を使った、セルフケアの方法などもお教えします。

 年齢や症状によっても治療効果に差が出てきますし、場合によっては効果が見込めないケースもございますので、まずはご相談下さい。また、忙しくて鍼灸治療を受ける時間が取れない方には、自宅でできるお灸やツボ押しを個別に指導致しています。

 1回の治療時間についてよくご質問を頂きます。

 成鍼堂では1回の治療を何分で行うかは決めておらず、実はここが成鍼堂の治療のこだわりになります。

 通常は、10分1000円や、1時間5000円というように値段によって治療時間を変化させています。

 鍼灸の事をよくご存じない方の中には、もしかしたら長時間、沢山の場所に鍼をしてもらえばもらうほど効果が高くなるのではないかと思っていらっしゃるかもしれません。

 実はこれはプロの目から見ると全く逆です。経験の浅い施術者であれば、それだけ手際も悪くなるので、治療時間が長くなり、鍼の数も多くなります。

 そもそも、身体症状を良くする事が鍼灸治療の目的ですので、時間にしばられて治療内容を変えるわけにはいかないのです。

 このようなわけで、成鍼堂では皆さまの状態によって治療時間が変化します。

 それでもあえて参考までに治療時間を申しますと、初診時は30分から60分、2回目以降は30分前後のお時間をみていただければ大丈夫です。

 また、最近では鍼の本数によって料金を変化させる治療院も存在するようですが、当院では料金一律で治療を行いますので安心です。

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著者:宮下宗三

鍼灸師。成鍼堂治療院院長、新日本医師協会鍼灸部会学術部長、日本伝統鍼灸学会評議員。著書に『江戸の快眠法』(晶文社)、『鍼灸師・マッサージ師になるには』(ぺりかん社)がある。

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初回:7,560円(鍼灸治療+初診料)

2回目より:5,400円

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