体外受精前後の鍼灸施術スケジュールについて
体外受精の成功率をあげるために、移植前後だけでも鍼灸治療を受けたいというお問合せや、体外受精に合わせた施術スケジュールをご質問をよくいただくため、以下に当院において推奨している、移植前後の施術フローをご紹介します。
新鮮胚移植(自然排卵周期)の場合
合計3回の施術を受けていただいております。

新鮮胚移植の場合は、まずかかりつけのクリニックでの、採卵日を決めるための通院日前後に1回行います。
その後、移植日の前48時間以内、移植日の後48時間以内にそれぞれ1回ずつ行います。
凍結融解胚移植の場合
新鮮胚移植と同様に、合計3回の施術を受けていただいております。

融解胚移植の場合は、生理開始後14日前後に1回と、移植日の前48時間以内、移植日の後48時間以内にそれぞれ1回の鍼灸施術になります。
ご自宅での施灸や経穴刺激

シールタイプの微小鍼
1回目の施術時に、自宅でできるお灸の方法をお伝えしますので、移植前まで行っていただきます。お灸が難しい場合は、パイオネックスという、ごく微小な置き鍼を経穴(つぼ)に貼り付けておき、その上から1日数回指での圧迫刺激をしていただきます。
鍼灸で血流をうながし子宮の状態を調える
体外受精前後の鍼灸施術は、主に子宮の状態を調えることを目的に行われます。クリニックでは子宮の状態をはかる指標として、内膜の厚さを測定すると思いますが、移植の数日前には6mmだった内膜が、移植時の検査では8mmまで厚くなるというケースもございました。
また、全体的な体調もおうかがいし、全身的に循環をよくする施術も同時に行っております。体外受精に鍼灸を併用しようとお考えの方はいつでも成鍼堂にご相談ください。