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効率よく負担の少ない妊活のための鍼灸院の選び方

宮下宗三著者:宮下宗三

 更新日:2024.5.18

通院時間の負担を少なくすべき

治療院選び

鍼灸を不妊治療の補助として用いたい場合、実際にどこへ行けばよいのかで頭を悩ませている方も多いでしょう。

これに関しては結論からいいますと、まずご自分の通いやすい場所にあるところを選びましょう。

当院のように不妊を専門にしている治療院も存在しますが、専門院でないと不妊症に対処できないわけではありません。ある程度の経験年数のある鍼灸師でしたら、ほとんどの場合は治療が可能だと思ってください。

不妊専門や、非専門だけど治療を行っているといった、色々なタイプの鍼灸師に話を聴くと、結局のところほとんど似たような治療をしています。

また、それぞれ成果を出しています。実際に対処可能かどうかは、電話やメールで質問して確認してみるのもよいでしょう。

独自の治療をうたって、他と差別化している鍼灸院も時々みかけますが、プロの目からみると独自でないことが多く、あまり気にする必要はありません。

東洋医学の世界では、生殖医療に対する治療法は2000年もの間集積されていて、効果のある方法が受け継がれていて、標準化されている傾向にあります。

基本的に不妊治療は数ヶ月から半年以上の時間がかかる長期戦になりますので、繰り返しますが、無理なく通いやすいところを選ぶのがいちばん大切になります。

鍼がたいへん痛く、お灸がものすごく熱い場合は?

鍼やお灸は、腕のよい先生にやってもらえれば、それほど苦痛なものではありません。耐えられないほどの苦痛を伴う治療の場合は、別の鍼灸師を探しましょう。

思ったより苦痛が大きい場合は、その先生の鍼の打ち方や、使用している鍼の太さなどが自分に合っていないと思ってください。ベテランの鍼灸師や有名な先生が上手とも限りませんので、苦痛の大きい治療をする先生にこだわる必要はないということです。

料金的な負担を減らす

不妊治療の方のみ別料金で驚くほど高く設定している治療院を時々みかけます。施術の際に、特殊な機材を使うわけでもないようです。そもそも基本として、鍼は規格化されていますので、不妊治療専用の鍼や、お灸といったものは存在しません。

また、不妊治療は他の症状の施術より、1回の施術時間がかかることも考えづらいです。不妊治療中の方のみ料金を高くすることには、疑問を感じずにはいられません。

また、高額な回数券トラブルもよく耳にしますので、返金可能かどうか、使用期限はあるかどうかなどしっかりチェックしましょう。使用期限があり、返金不能な回数券は利用者が損をする確率の方が高くなります。

回数券は長期通院の負担を軽減するためのものなので、使用期限がなく返金可能な場合はよいと思います。また、「短期間で姙娠できる!」などと宣伝しつつ、回数券を販売している所もあるようです。

不妊治療だからといって差別をしない、できるだけ料金設定にも良心的な施術所をみつけましょう。鍼灸には医師のような専門医制度もありませんので、一般的な額よりもはるかに高い治療料金を請求され、疑問に思った場合は、迷わず他の治療院をご検討いただいた方がよいでしょう。