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ぎっくり腰の鍼灸

宮下宗三著者:宮下宗三

 更新日:2024.5.17

ぎっくり腰とは

ギックリ腰の原因

ギックリ腰はお仕事や日常生活に非常に大きな支障をきたしてしまいます

 ちょっとした動作が原因で、急激に発症する強い腰痛があります。通称「ぎっくり腰」です。

 発症すると痛みによって動きが制限され、重い場合は寝たまま身動きがとれないような状態にもなり、大変辛いものです。

 腰痛の原因には脊椎の異常、骨盤内臓器の異常など様々なものがあり、放っておくと危険なものもございますので、単なる腰の痛みと甘く見ずに、現代医学的な検査も必要です。

 ただ、検査をいくらしたところで、痛みそのものに対しては不十分な場合があり、特にぎっくり腰などの急性腰痛の場合は鍼灸の得意分野になります。痛みによって社会復帰を妨げられる場合もありますし、慢性化する前になんとかしておきたいものです。

ぎっくり腰への鍼灸の方法

 施術は腰へのみ行うよりも、同時に下肢や腹部の緊張を緩和するとよく、中には腰に鍼をあまりしないのに腰が動かせるようになることもあります。

 逆に炎症が起きて過度に緊張した腰痛の患部に強い鍼をしたり、強くもんでしまったりすると、炎症が余計にひどくなり、痛みが強くなることもございますので注意が必要です。

 当院では、腰痛患部の炎症が強い場合でも、刺激の量を調節して鍼を行っており、下肢や腹部の刺激をあわせて行うので安心です。

ぎっくり腰に用いる鍼灸の種類

 当院では強い刺激によりかえって体がだるくなってしまったり、弱い刺激で全く効いた感じがしないという事を避けるため、腰痛の状態にあわせ、 0.12ミリという微少な鍼から0.48ミリの太い鍼を使い分けています。

鍼写真

鍼(はり) 通常は0.12ミリの鍼を用いており、細さにすると猫の毛ほどの細さです。

 お灸も昔のイメージでてんこ盛りの物をご想像される方が多いですが、当院ではゴマ粒程度の大きさのものを用いています。

灸写真

灸(きゅう) お灸は小さければ小さいほど高い技術が要求されます。

 お灸は冷えて緊張の強くなっている下肢の筋をやわらげるのに用いられます。当院ではできるだけ熱くなくかつ効果的なお灸をすえることを目指しています。

通院回数について

 鍼灸は全てのぎっくり腰に劇的な効果があるというわけではありませんが、重度なケースを除けば、初回で動けるようになることがほとんどです。

 また、重度な場合でも、ほとんどの方が3~5回程度の施術で終了します。

早めの施術がよいが、歩行不能な場合は、最低1日安静にしてから

顔写真

 腰痛は早めの施術が肝心ですが、歩行が全くできないような場合は、無理をして外に出ることで更に悪化することがございます。そういった場合は最低1日は安静にしてみてください。安静にしても改善の兆しがみえない場合は、早めの施術開始が望ましいので、鍼灸院までご相談下さい。

成鍼堂治療院 宮下宗三