寒気がして風邪を引きそうな時にオススメの、ツボを使ったセルフケア法です。風邪は初期に適切な対処ができれば、軽めでおさまることがあります。高熱や喉の強い痛みが出ないように、早めの対処しましょう。
今回はツボを摩擦するだけの簡単な方法と、台座つき灸を使った2つの方法をご紹介します。
お灸でケア
市販の台座つき灸をがある場合は、以下のツボにやってみましょう。台座つきのお灸は、熱のソフトなタイプを選んで、ひとつのツボにつき2個ずつすえます。風邪を引きそうな時は、4時間程度を間隔を空ければ1日に2回〜3回すえてもよいです。
ゾクゾクと寒気がしたり、透明な鼻水が出るときはこのツボ
ゾクゾクと寒気がしたり、首や背中に違和感があったり、透明な鼻水が出たりした時には、曲池へのお灸がオススメです。
曲池
肘を曲げた時にできるシワの端に取ります。お灸をするときは、肘を伸ばした状態でやりましょう。
のどの違和感があるときはこのツボ
喉がイガイガしたり、なんとなく痒みや違和感が出だしたら、太淵と陽渓にお灸をしましょう。
太淵
手首のシワの親指側の端。
陽渓
親指を反らせると手首付近に浮き出る腱と腱の間。
ツボ摩擦でケア
外出先などでお灸がない時は、曲池や首の後ろを摩擦しましょう。これだけで寒気がおさまっていくこともあります。
曲池摩擦
曲池を中心に、手で包むように手全体を肘に密着させ、そのまま上下に30回摩擦する。
頚部摩擦
首の骨の際に両手を密着させ、首の付け根から生え際までを上下に30回摩擦する。