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風邪を悪化させないためのツボセルフケア

宮下宗三著者:宮下宗三

 更新日:2024.11.7

寒気がして風邪を引きそうな時にオススメの、ツボを使ったセルフケア法です。風邪は初期に適切な対処ができれば、軽めでおさまることがあります。高熱や喉の強い痛みが出ないように、早めの対処しましょう。

今回はツボを摩擦するだけの簡単な方法と、台座つき灸を使った2つの方法をご紹介します。

お灸でケア

市販の台座つき灸をがある場合は、以下のツボにやってみましょう。台座つきのお灸は、熱のソフトなタイプを選んで、ひとつのツボにつき2個ずつすえます。風邪を引きそうな時は、4時間程度を間隔を空ければ1日に2回〜3回すえてもよいです。

ゾクゾクと寒気がしたり、透明な鼻水が出るときはこのツボ

ゾクゾクと寒気がしたり、首や背中に違和感があったり、透明な鼻水が出たりした時には、曲池へのお灸がオススメです。

寒気がしたり、透明な鼻水が出ている時は曲池にお灸をする。

曲池

肘を曲げた時にできるシワの端に取ります。お灸をするときは、肘を伸ばした状態でやりましょう。

のどの違和感があるときはこのツボ

喉がイガイガしたり、なんとなく痒みや違和感が出だしたら、太淵と陽渓にお灸をしましょう。

喉のイガイガや痒みなどの違和感には太淵と陽渓。

太淵

手首のシワの親指側の端。

陽渓

親指を反らせると手首付近に浮き出る腱と腱の間。

ツボ摩擦でケア

外出先などでお灸がない時は、曲池や首の後ろを摩擦しましょう。これだけで寒気がおさまっていくこともあります。

寒気がした時に摩擦する場所やツボ。

曲池摩擦

曲池を中心に、手で包むように手全体を肘に密着させ、そのまま上下に30回摩擦する。

頚部摩擦

首の骨の際に両手を密着させ、首の付け根から生え際までを上下に30回摩擦する。