腱鞘炎、手首の痛みのつぼ

腱鞘炎、手首の痛みのツボ

 PCを使った仕事や、楽器の演奏など、手を使う職業の方に多いのが腱鞘炎。腱鞘炎の発生する部位は手首が特に多く、今回は親指側の腱鞘炎と、小指側の腱鞘炎のツボをご紹介します。

小指側の痛みはこのツボ

・痛みが親指側にでる場合

市販の台座付き灸(せんねん灸など)で行います。

陽谷(ようこく)

手首小指側にある骨の出っぱりの際

支正(しせい)

肘から手首にかけての中間点で、腕の外側の小指側に取る。

[腱鞘炎のつぼ]

郄門(げきもん)

肘から手首にかけての中間点で、腕の内側のど真ん中。 [腱鞘炎のつぼ]
ご注意

 以下の場合は患部に強い炎症があることが考えられます。この場合、患部を刺激するとまれに悪化することがございますので、患部付近の陽谷にお灸をすえないで、遠隔部の支正と郄門の2カ所のみお灸を行って下さい。

※腱鞘炎で陽谷へのお灸を控えた方がよい状態

・手首に熱を持ち、全く動かせないくらい激しく痛む場合。

・安静にしていてもズキズキと痛む場合。

 鍼灸師による鍼灸治療は炎症を考慮した上で行われるので、きちんとした治療を受けたい場合はお近くの鍼灸院にご相談下さい。

親指側の痛みはこのツボ

市販の台座付き灸(せんねん灸など)で行います。

孔最(こうさい)

腕の内側で、肘を曲げて出来るシワの親指側の端から指4本分くらい下った所。

[腱鞘炎のつぼ]

陽溪(ようけい)

手首の親指側で、親指をそらせると浮き出てくるスジとスジの間で、溝状になっている所。

手三里(てさんり)

肘を曲げてできるシワの外端から指4本分くらい下。 [腱鞘炎のつぼ]
ご注意

 以下の場合は患部に強い炎症があることが考えられます。この場合は患部を刺激するとまれに悪化することがございますので、患部付近の陽溪にお灸をすえないで、遠隔部の手三里と孔最の2カ所のみお灸を行って下さい。

※腱鞘炎で陽溪へのお灸を控えた方がよい状態

・手首に熱を持ち、全く動かせないくらい激しく痛む場合。

・安静にしていてもズキズキと痛む場合。

 鍼灸師による鍼灸治療は炎症を考慮した上で行われるので、きちんとした治療を受けたい場合はお近くの鍼灸院にご相談下さい。

関連記事:自分で出来るお灸のやり方

著書紹介

難解な東洋医学を、やさしい家庭医学に!

快眠法・食事術・ツボ・衣服・運動など、東洋医学的養生法が丸ごとつまった一冊。

『江戸の快眠法 東洋医学で眠れるからだを作る』(晶文社)

本の紹介ページへ »

著者:宮下宗三

鍼灸師。成鍼堂治療院院長、新日本医師協会鍼灸部会学術部長、日本伝統鍼灸学会評議員。著書に『江戸の快眠法』(晶文社)、『鍼灸師・マッサージ師になるには』(ぺりかん社)がある。古文献にある東洋医学的な養生法を、現代人向けにわかりやすくアレンジしてウェブサイト上で発信している。イラストも手がける。

著者紹介へ »