もくじ
ごく一部ですが、施術例を参考までにご紹介いたします。
※施術の結果には個人差がございます。施術例は効果を完全に保証するものではなく、参考として掲載していることをご理解いただきますようお願いいたします。
不妊症
43歳女性 採卵が困難
状況:半年前から不妊治療を開始。採卵がここ半年で胚盤胞1つのみで、移植したが着床せず、当院を受診。月経正常。PCOS。
施術内容:下腹部の冷えが強く、循環改善を目的にお灸を中心の施術をした。加えて足にある子宮や卵巣と関係する経穴も使用。自宅では三陰交と大巨にセルフ灸を指示し、週に1回の頻度で鍼灸を行った。
経過:鍼灸施術開始して2か月後、胚盤胞2個凍結でき、グレードも良好。2個同時に移植して1個着床し、そのまま無事姙娠した。
43歳女性 採卵はできるが着床に至らない
状況:不妊治療は4年前から継続。採卵は問題なくできるが、着床に至らない。顕微授精も5回行ったが全て着床せず。
施術内容:下腹と腰臀部に軽度の緊張あり。冷えはない。骨盤内の循環を改善することを目的に、腰回りの緊張を取ること主とし、腹部と腰にはお灸、臀部には浅い鍼を行った。精神的な緊張が強く、心療内科にも通院している。緊張を誘発しないように、全体的にごく軽めの刺激を心がけた。腹部の緊張を取るセルフ灸も指導した。
経過:3か月後に移植をし、無事妊娠した。全身的な心身の緊張もやや緩和された。
自律神経失調症
めまい
66歳 女性 Aさん 浮動性めまい
Aさんは2年前から2ヶ月に1度くらいのペースで定期的にめまいが起こり、数日間寝込んでしまうとのことでした。当院へは激しいめまいがおさまった時点で来院され、浮動性のふわふわとしためまいが残っているようでした。他の症状としては目のゴロゴロした感じ、肩頚凝り、足の冷えを訴えておりました。
足の冷えを取る治療や、頚部の治療に加え全身的に治療を行い、1回の治療でめまいや目の不快感がおさまり、薬の服用も中止されました。しかしながら、A さんは定期的に激しいめまいを起こすので、その後もめまいの発作がいつ起きるか不安だということでした。
めまいを予防することと、体調管理のつもりでその後も週1回のペースで治療をされていますが、めまいの発作は一度も起きていません。また、眼の調子も良くなり、まめいが起こる前までの趣味であった読書がまたできるようになったとのことでした。
60歳 女性 Bさん 回転性めまい
Bさんは起立時や寝返りなど、頭の位置を変える時に眼がまわるということで、その他には頭部の皮膚のピリピリした感じ、睡眠障害、手足の冷えがあるようでした。
Bさんの場合は、手足の冷えが強い状態でしたので、全身治療をする上で、特に手足への鍼灸治療に重点をおきました。治療は2週間に1回のペースで行い、3回目の治療でめまいは完全に消失しました。
その後は自宅で自分でできるツボ療法をお教えして、それを実践していただき、疲れやすい体質を改善することを目的に月1回ご来院されています。
現在は、めまいになってからずっと自信がなくて行くことができなかった旅行にも行けるようになり、体力もついてきたとのことです。
耳鳴り・耳閉感
30代男性 耳鳴りと耳閉感
来院1ヶ月前に突発性難聴を発症。ステロイドなどの治療によって、聴力は回復するものの、耳閉感、耳鳴りがあり、聞こえ方が悪いとのことでした。お仕事の関係で通院は週1回が限度。自宅でできるお灸治療をお教えして、通院日以外は自宅でのお灸治療をし、2回目の治療で治癒。
2回目の治療後、1時間ほど街を歩いていると、突然ふさがっていたような耳詰まり感覚が通ったとのことでした。
50代女性 耳鳴りの鍼灸治療例
来院2ヶ月半前に発症。「ジーン」という耳鳴りが常にしている。耳鳴りの音がかなり大きいようで、うるさくて夜寝付けないとのことでした。
3日に1回のペースで来院していただき、治療直後には変化がわからなかったものの、初診の2日後にはいつの間にか音が小さくなり、3回目の治療時には消失。夜も寝付けるようになったようでした。
更年期障害の治療例
45歳 2年前から継続している更年期症状
のぼせ、耳鳴り、突然の発汗、寝汗、ホットフラッシュ(熱感・火照り)と寒気、胸やけ、肩凝りが2年前から継続していて、医師からは更年期障害と診断されるが、ホルモン補充療法(HRT)などは行っていない。
経過:治療は週に1回の頻度で行った。
2診目:肩の痛み軽減
3診目:足の冷えが改善し、のぼせ感が楽になる。
4診目:3診目と大きな変化無し。
5診目:全体的に症状が軽減してきてた。
6診目:初診時に訴えた耳鳴り、突然の発汗、寝汗、ホットフラッシュなどの諸症状が消失した。
痛みやしびれ・その他の症状
手のしびれ
40代 女性 右手関節の親指側のしびれとこわばり
症状:長時間うずくまるような体制で、ガーデニング作業をしている最中に首を痛め、手の痺れを発症。半年ほど色々な治療を受けるが改善されないとのこと。
治療・経過:首の下の部分(第6頚椎付近)に強い筋緊張がみられたので、頚部の調整鍼を行う。また、肘関節付近から手首にかけて部分的に強く緊張する場所があったので、適宜鍼や灸を行った。治療は週に1回の頻度で行い、2回目の治療時からしびれの軽減がはじまり、4回治療を行ったところ痺れが消失した。
50代 女性 両手のしびれ
症状:2週間前から両手の痺れが続いているとのこと。お仕事の繁忙期にお孫さんの世話が重なり、疲労がたまっている。
治療・経過:首から肩にかけての強い凝りと、肘関節付近に強い緊張がみられた。また、全体的に疲労状態にあったため、手や首肩以外に、全身的な治療を行った。週に1回のペースで行い、症状は治療のたびに徐々に改善されていき、4回目でしびれが消失した。
膝関節症
50代 女性:長時間座った後に膝が痛み立てない
症状:2-3ヶ月前より症状が出現し、長時間座った後に足を伸ばそうとすると膝関節の上部に激痛があり、しばらく立ち上がれない。
治療・結果:膝を観察すると、強い冷えと緊張の強い場所が数カ所あり、そこへ鍼を行い、更に、膝と関係する足先のツボへ鍼を行った。治療は週に1回の頻度で行い、3回目の治療時には座った後の痛みは軽減し、立つ時に少し痛む程度になり、4回で改善した。
70代 女性:歩行時に膝の裏に痛みと張りを感じる
症状:4ヶ月前から痛みがあらわれ、膝の内側と、膝の裏の中央からふくらはぎにかけて、歩くときに痛む。
治療・結果:治療は週に1回のペース。膝の周囲と、ふくらはぎ、臀部に強い冷えがあったので、膝だけでなく広範囲に灸頭鍼法を行った。3回の治療で歩行時の痛みがなくなったが、正座等で深く膝を曲げると痛むとのことで、さらに3回の治療を行うことで完全に痛みがなくなった。
腰痛・坐骨神経痛
40代 男性 腰の痛みに加え坐骨神経痛が出ているケース
症状:10日前より腰痛が続いており、腰を左右にひねると、臀部にかけて引きつるような痛み。また、臀部からふとももの裏側にかけても引きつりがある。
治療と結果:足のツボと、患部の緊張部に鍼灸をし、腰椎の5番から仙骨1番にかけてゆがみが確認されたので、バランス調整の鍼を行った。治療直後に左右に腰をひねる時の痛みが改善した。
70代 男性 腰から臀部にかけての痛み
症状:若い頃から続いている慢性腰痛。歩行時に右の臀部が痛み、スムーズに歩けない。
治療と結果:鍼がどうしても苦手とのことで、鍼は足に数カ所接触鍼(刺さない鍼)のみで行い、他の場所はお灸のみで治療をした。腰椎の4番と5番のバランスを調整を行う。治療は合計3回行い、2回目の治療後から痛みが大幅に改善され、スムーズに歩けるようになる。
60代 男性 腰の痛みと足のしびれ
症状:2ヶ月前から右側の腰痛と、右の足内側の痺れが続いている。整形外科を受診し、湿布や温熱治療、投薬等受けるが一向に改善しない。
治療と結果:臀部の深い部分に強い凝りが認められたため、その凝りを改善する鍼と、腰椎1番、仙骨2番3番のバランス調整鍼を行った。治療は週に1回の頻度で行い、4回目の治療で症状が全て改善された。
40代 女性 重度の腰痛で1週間入院
症状:重度の腰痛で、1週間入院。歩行が可能になり退院したが、座っていたり、同じ姿勢でいるとすぐに痛みだし、日常生活がままならない。左側が全体に強く痛む。
治療と結果:腰椎の左際に板状の極度の緊張が認められた。腰椎の際と関係が深い足のツボを使用。広範囲の痛みのため、胸椎の下部から腰椎の5番にかけて全体的なバランス調整を行った。2回目の治療後には痛みは大幅に減少。長時間座った後の動き出しに張りを感じる症状が残っているため、治療を週に1回のペースで継続し、6回目の治療で改善した。
顔面神経麻痺
50代 女性:軽度のもので、短期で治癒した例
初回:頭重感、足の冷えなどがあるため、直接的に顔面部への鍼の他、冷えをとる治療や、頭重感を緩和させる全身的な鍼灸治療を同時に行うということを治療の方針とした。
2回目(初回の4日後):たるんだ口元や眉毛の位置が少し上がってきたとのこと。物を食べるのも楽になる。
3回目(第2回目の4日後):口元の麻痺は改善。目の周囲にまだ違和感があり、まぶたは一重の状態、眉毛や額は多少動くようになるが、まだ完全ではない。足の冷えがとれる。
4回目(第3回目の1週間後)まぶたが二重に戻り、額や眉毛が問題なく動かせるようになった。
30代 女性:約3ヶ月治療を行い改善した例
1ヶ月前に発症し、1週間ステロイド服用。眉毛を上に上げることが全くできない。口を横に開くことができない状態で、食事がしずらい。眼を閉じようとしても3mm程度隙間があいてしまい、涙が出る。現在はアデホスコーワとメチコバールの投薬治療のみ。
週に1回のペースで治療を行い、1ヶ月ごには口が横に開くようになり、頬に力が入れられるようになり、食事で不自由がなくなったとのこと。
その2週間後には眉を動かすことが可能になり、額に皺が寄るようになる。
さらにその翌週には眼の状態が改善され、見た目の左右差がなくなり、涙も出なくなるが、眼を閉じる時の隙間はほぼなくなる。
その後、さらに1月半ほど継続し、顔の強ばりが改善されるが、それ以上の大きな改善がみられないので終了。最終的には眼の周囲や口元が全く動かかなかったのが動かせるようになり、左右の顔のアンバランスも消失し、自然な状態になるまで回復した。